近年は、バラエティ番組をはじめ様々なメディアで大林素子を見かけることが多くなりました。そのため、彼女が元バレーボール選手であったことを知らない人もいるのではないでしょうか。今回の記事では。大林素子の経歴と魅力について詳しく紹介していきます。
バレーボールを始めたきっかけは?
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大林素子は、日本代表として活躍したバレーボール選手です。1967年に東京に生まれ、小学校6年生の時には既に身長が170cmを超えていました。しかし幼少の頃は身長が高いことにコンプレックスを抱えていたようです。そんな彼女をバレーボール選手へと導いたのは、アニメ「アタックNo.1」です。このアニメの影響からコンプレックスは武器になると考えを改めなおし、中学校ではバレーボール部に入部しました。
また近所に実業団最強と言われていた日立の練習場があったことも、大きな要因でしょう。当時の監督であった山田重雄にファンレターを送ったことにより、日立の練習に度々参加させてもらっていたようです。
日本代表として大活躍!
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大林素子はバレーの名門校である八王子実践に進み、エースアタッカーとして全国大会で大活躍をしています。その結果1985年には高校生でありながら全日本メンバーに選出され、ワールドカップにて国際大会デビューを果たしました。また高校卒業後には、憧れであった日立に入団しています。ここでも新人ながらエースアタッカーとしてその才能をフルに発揮し、1988年に行われたソウルオリンピックから3大会連続でオリンピックメンバーにも選出されています。
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彼女は歴代の女子バレーボール選手の中でも圧倒的な人気と実力を誇っており、184cmの身長から繰り出されるサウスポーのバックアタックは「モトコスペシャル」と呼ばれ海外からも絶賛されていました。
さらに1995年には日本人初のプロバレーボール選手として、イタリアセリエAでもプレーをしています。そしてアトランタオリンピックで限界を感じ、1997年に引退を発表しました。
まさかのタレントへの転身!
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大林素子は、引退後にタレントとしてホリプロに所属しました。お笑い好きでも知られており多くの吉本芸人とも交流が深いため、度々バラエティ番組などにも呼ばれています。2001年には、つんくプロデュースのユニット「デカモニ」として歌手デビューも果たしました。そして2006年には、初舞台を踏み女優としても本格的に始動。存在感のある演技が高く評価され、なんとあの蜷川幸雄の作品に3作品も抜擢されています。
また趣味であるモータースポーツは、カーレースの「国内A級ライセンス」を取得するほどの腕前です。さらには「大林アタッカーズ」と言う女性主体のレーシングチームを作り、鈴鹿サーキットにも参戦しています。
東京オリンピックに向けて!
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このように大林素子は引退してから様々な業界で活躍していますが、やはりバレーボールの解説や後進の指導に最も力を注いでいます。それゆえ2020年東京オリンピックでは、様々な面で女子バレーボールを支えてくれるでしょう。