インターネットとは誰でも接続することができるネットワークです。1980年代に登場し1990年代後半から一般の人もアクセスするようになり、現代においては欠かせない存在となっています。本来のインターネットはパソコンといったコンピューターを接続するものでしたが、現在ではスマートフォンやテレビなどあらゆる情報機器端末が接続するようになっており、多種多様のサービスが提供されています。
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一方でインターネットを快適に利用するためには回線速度が重要になってきます。古い時代のインターネットでは、アナログ回線を使ったもので専用デジタル回線を用いたものでも低速度でした。この当時はパソコンも低性能で文字や小さな画像の通信が中心でしたが、時代が進むに連れて大きな画像、音声、動画、より高品質な動画などが増えると回線速度によって快適さに大きく影響してきます。特にインターネットの普及では、ADSL回線によってブロードバンド回線の登場と料金の定額制といったことが大きく影響しています。現代においては光ファイバーを使ったより安定した高速大容量通信が可能な光回線が使われるようになっています。
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インターネット回線は最大値をスピードテストで知ることができます。通信速度の単位としてはbpsが使われています。この1bpsというのは1秒に1bitのデータが送信できるというものです。ADSL回線の場合には50Mbps程度、光回線は100Mbpsから1Gbps程度です。程度というのは条件によって振れ幅が大きいためです。回線速度は提供する通信会社が制限しているものや、使用する環境によって変わってきます。このため実際に100Mbpsの回線に契約しても、理論的な最大値であって実際の速度はスピードテストをしてみなければわかりません。
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インターネットのスピードテストは、インターネット上で提供されているもののほかアプリをインストールすることでも利用ができます。調べる仕組みとしてはインターネット上にあるサーバーと通信をして判定するものです。ただしここで注意しなければならないのが、利用する時間帯によって速度が変わるということです。理由としては利用者が多ければ多いほど回線速度が低下するためで混雑している時間帯はインターネットの速度が低下します。またスピードテストで調べることができるのは通信しているサーバーとの間の速度であり、各種サービスを提供しているサーバーとの速度ではないため精密に調べるさいには利用しているサービスのサーバーとの通信速度を調べる必要があります。
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インターネットのスピードテストでは通信速度を簡単に知ることができますが、このさいには上りと下りがあります。上りとは使っている端末からインターネット上にあるサーバーなどにデータを送る速度で、下りはその反対です。つまり上りは送信速度で、下りは受信速度になります。ほとんどのケースで受信が中心ですから重視されるのは受信速度になります。
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通信速度の基準としては動画を快適に見られる速度で、Youtubeなどの動画サイトで提供される動画の品質がわかりやすいといえます。標準画質の動画では3Mbps以上、HD画質では5Mbps以上、4K画質では25Mbps以上とされます。これらはデータを受信しながら動画を再生するのでスピードが重要になります。このようなことからADSLなどで提供される50Mbps以上もあれば快適にインターネットを利用することができますが、提供される通信速度は理論値であり実際にその速度が出ているのかスピードテストをしてみる必要があります。また実際にスピードテストをしても提供されるサービスによっては混雑している時間帯には通信速度を制限するケースあります。