Twitterにヘイトスピーチを投稿したと神奈川県警が同県藤沢市の男性を脅迫疑いで書類送検したことが分かりました。

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日経新聞やメディア各局によると、24日、神奈川県藤沢市のある男性（50歳）がツイッターにヘイトスピーチを投稿したことで、県警は男性を脅迫の疑いで書類送検したことが分かりました。在日韓国人３世の崔江以子さん（44）が刑事告訴し、崔さんと代理人弁護士が24日に東京都内で記者会見して明らかにしました。

写真：YouTube

師岡康子弁護士によると、「警察が告訴を受理して匿名のヘイトスピーチ投稿者を特定し、脅迫容疑で書類送検したのは珍しい」とのことが分かりました。そして、男性は容疑を認めていると伝えられました。

師岡弁護士によると、送検容疑は2016年８月と2017年4~5月、「ナタを買ってくる予定。レイシストが刃物を買うから通報するように」などと投稿した疑いで崔さんが16年８月に告訴しました。

写真：ＮＨＫ

崔さんは投稿を見てじんましんやめまいなどの症状が出るようになり、医師からはストレスが原因だと診断されました。中傷する投稿や職場への嫌がらせの電話は今も続いているそうです。

崔さんは会見で「生きるのを諦めたくなったことや、投稿されたことが現実に起こるのではと考えることもあった。匿名の投稿であっても、特定されて刑事責任が問われるようになってほしい」と訴えました。

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ヘイト投稿をした人物は？

ヘイト投稿をした人物は神奈川県藤沢市の無職の50歳の男性だそうです。書類送検であるため、名前や顔画像は公開されていません。

写真：brandnew-s.com

この男性は2016年８月と2017年４月から５月にかけて、女性に対して差別をあおるヘイトスピーチや危害を加える投稿を繰り返して行ったことで書類送検されています。男性の投稿では、自らを人種差別主義者であるレイシストと名乗っている他、警察に相談した被害女性に対して批判したりして我慢の限界になったと、「ひとつ上のステージにあがる」、「ナタを買ってくる予定」などをツイートしていたそうです 。

問題の投稿とは？

問題があった投稿は一体どのようのなものでしょうか？

写真：ＮＨＫ

この男性は「すれ違うかもしないから」、「ナタを買って来るから」などの極めて悪質で暴力的な表現を用いて脅迫をしています。藤沢市に住んでいるが、被害女性と同じ川崎市にプロフィールを設定するなどの悪質行為は数えきれません。

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被害女性は誰？

写真：毎日新聞

被害女性は神奈川県川崎市に住む在日韓国人３世の崔江以子（チェ・カンイヂャ）さんで、およそ1年半にも渡って刑事告訴をしなければならないような嫌がらせや脅迫を受けていたそうです。

子供もいるが、一緒に姿を現すことは危険であると警察には、外に出歩くのを制止されているなどの生活支障をきたしているとのことで、今回の告訴に踏み切ったそうです。

男性の犯行動機は？

男性は「こんなことになるとは思わなかった」と供述をしているそうです。

写真：Yahoo!ブログ

ネット上のヘイトや差別的な発言は国会にて2年前に法整備されたばかりです。対策はまだ不十分であることで、このようなSNSや匿名掲示板による書き込みは後を絶えません。

許される行為ではないが、表現の自由や言論の自由という日本国憲法で保証された権利があるために摘発するのは難しいところです。