オレンジジュースの栄養成分
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●ビタミン類
皆さんがオレンジと聞いたときまずはじめに思い浮かぶのが「ビタミンC」ではないでしょうか?正解です。オレンジジュースにもビタミンは豊富に含まれています。また、ビタミンB群の一種「葉酸」も、オレンジジュースにはたっぷり入っています。
●ミネラル類
ミネラルには、カルシウムやナトリウムといった無機質の栄養成分が分類されるのですが、なかでもオレンジジュースに多く含まれているのが「カリウム」という成分。どのような効果を持つかは、下記でお話ししますね。
オレンジジュースの効果効能
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●風邪対策
風邪を引いたときにはビタミンCです。昔から伝えられていることですので、誰もが認識していることですが、実際にビタミンCはどのような働きをもって風邪対策につながるのでしょうか?風邪の原因となる細菌は、体内で白血球により退治されます。ビタミンCは、この白血球をより活性化させる働きをもっているため、ビタミンCは風邪対策に効果的だと言われているんですね。
●疲労回復
柑橘類に含まれる「クエン酸」は、体内でエネルギー代謝をおこなう「クエン酸回路」という仕組みの中心的成分。クエン酸を摂取してクエン酸回路を働かせることにより、疲労物質の分解がおこなわれます。その結果、すみやかな疲労回復につながるのです。
●貧血対策
貧血の原因のひとつに赤血球不足が挙げられます。そこで摂取したいのが、オレンジジュースに含まれている葉酸です。葉酸には、ビタミンB12と一緒に赤血球の生成をサポートする役割があり、貧血対策に効果的なんですよ。
●美肌効果
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また美容部門では、ビタミンCは、コラーゲンの生成をサポートする働きがあります。肌は表皮、真皮、皮下組織の3層構造になっているのですが、コラーゲンは真皮の中で網目状に存在しており、表皮を支えています。コラーゲンが不足すると支えが不十分となり、しわやたるみの原因に。ビタミンCによってコラーゲンを効率的に生成することで、内側から肌作りをサポートするため、美肌につながる効果がありますよ。
●むくみ対策
カリウムには、細胞の浸透圧をナトリウムとともに維持・調整する働きがあります。体内のナトリウムが増加すると、細胞内に水分が溜め込まれてむくみの原因に。そこでカリウムを摂取することにより、余計な水分を排出されるよう働きかけ、むくみ対策につながるのです。
オレンジジュースを飲み過ぎると?
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成人を迎えた健康な大人の一日のビタミンC摂取上限値は、2,000mgといわれています。なので、ビタミンCを過剰に摂取すると体内に吸収されにくくなり、腸からの水分吸収が妨げられて腹痛や下痢を引き起こす恐れがあるのでご注意を!オレンジジュースに含まれているビタミンCは、ストレートタイプだと100mlあたり22mg、濃縮還元タイプだと100mlあたり42mgなので、ほかの食事からも摂取することを考えながらオレンジジュースを飲みましょう。また、オレンジをはじめとする柑橘類には、「ソラレン」という成分が含まれています。このソラレン、実は光による感受性を高める作用があり、紫外線を吸収しやすくする作用があるんです。つまりソラレンの含まれたオレンジジュースを飲むことで、体が紫外線に反応しやすくなり、シミやくすみの原因となるメラミン色素を多く生産してしまうのです。
オレンジジュースの効果的な飲み方
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先ほども言いましたが、オレンジジュースを飲むと紫外線を吸収しやすくなりシミ・くすみの原因になります。ですので、日の当たる場所に出る前に飲むのはおすすめできません。おすすめは日が落ちてから、寝るまでにはまだ時間がある夕食後が妥当でしょう。さらにオススメなのは、運動後に飲むことです。運動して疲れた体にオレンジジュースは最適です!クエン酸による速やかな疲労回復が期待できるほか、適度な糖分を摂取できるためです。
まとめ
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いかがでしたか?栄養素などを理解したうえで、オレンジジュースを正しく飲めば疲労回復や女性に嬉しい美肌効果にもつながるんですね!飲みすぎは注意といいましたが、積極的にオレンジジュースを摂取すると、健康や美容の向上につながるかもしれませんね!あなたも正しいオレンジジュース生活を始めてみませんか?