アロエにはどんな種類があるの?
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アロエにはいくつか種類がありますが、最も代表的な二つについてまとめてみたのでこちらをご覧ください。
●アロエベラ
まず、日本で「アロエ」と言えばおそらく「アロエベラ」を連想する方が多いでしょう。主に食用とされており、大ぶりな葉が特徴です。外の皮を剥いて食べるのですが、日本ではアロエヨーグルトが人気ですよね。
●キダチアロエ
アロエベラが食用である一方、主に薬用や観賞用として栽培されているのが「キダチアロエ」です。アロエベラと比べると小ぶりであることが特徴で、食べることはできますが苦味があるためあまり食用に向きません。「アロエベラ」と「キダチアロエ」のほかにもいくつか種類がありますが、日本で出回っているものはこの2種類が一般的です。
アロエに含まれている栄養成分
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●アロイン
アロエが持つ苦味成分です。大腸を刺激して排便をうながす作用(緩下作用)や、殺菌作用が期待できるとされています。
●アロエエモジン
アロイン同様、アロエに含まれる苦味成分です。主に胃腸の働きをサポートする作用があり、胃の調子を整えるのに役立ちます。
●ミネラル
アロエには、体内細胞の浸透圧を維持・調整してくれる「カリウム」や、骨や歯を形成する「カルシウム」など、ミネラル類も豊富に含まれています。
アロエの効果効能1~3
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1. 火傷やケガの治癒促進
昔からよくいわれているのでご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、水ぶくれ程度の軽い火傷や、すり傷・切り傷といったケガの治癒促進には、アロエがおすすめですよ。アロエに含まれる「アロエエモジン」には鎮痛作用があり、外傷の痛みを抑えるのに役立ちます。また、同じく含有成分の「サリチル酸」には、傷への血液量を増やすことによる皮膚の再生を促す効果が期待できます。
2. シミ・そばかす対策
アロエに含まれている「アロエシン」という成分には、メラニン色素のもととなる「チロシナーゼ」の動きを制限する働きがあります。この作用はシミ・そばかすの生成を予防するだけでなく、すでにできてしまったものを目立たなくする作用も期待できます。
3.薄毛対策
アロエの直接的な育毛作用は認められていませんが、薄毛を抑えるのには役立つとされています。それは、アロエに含まれている「アロイン」の働きによるもの。アロインには緩下作用があると書きましたが、実は男性ホルモンの生成を抑える効果も期待できます。男性ホルモンは薄毛の原因のひとつとされているので、アロインの働きから薄毛対策につながるんですね。
アロエで二日酔い対策
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二日酔いの原因は、アルコールが肝臓で分解されたときに生成される「アセトアルデヒド」という成分。体質にもよりますが、アセトアルデヒドは生成されるとすぐに無害な二酸化炭素と水に分解されます。ですが、アルコールを摂取しすぎると、なかなか分解されずに溜まってしまい、二日酔いの原因となってしまいます。そこで、アロエに含まれる「アロエチン」という成分には、このアセトアルデヒドの分解を促進する働きがあります。そのため、二日酔いにはアロエが良いとされているんですね。point 305 | 1
アロエの効果的な使い方
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●食べる・飲む場合
アロエを食べる場合は、食用に向いている「アロエベラ」をチョイスしましょう。しっかりと洗ってからトゲや皮を取り除きます。トゲは鋭いので、ゴム手袋をするなどしてケガをしないよう気をつけてくださいね。皮がむけたら、食べやすい大きさにカットしていただきましょう。ドリンクにする際は、合わせる食材と一緒にミキサーで混ぜればOKです!
●塗る・貼る場合
傷口に塗ったりする場合は、薬用に使われる「キダチアロエ」を使用するといいでしょう。食べるときと同じように、洗ってからトゲと皮を取り除きます。そのあと、熱湯をかけて消毒してください。そのまま塗ると不衛生になってしまう恐れがあるためです。
●副作用と注意点
アロエには便の排出をサポートする働きがあるため、過剰摂取すると腹痛や下痢などの症状が見られる場合があります。一日の摂取量は、アロエベラで60g、キダチアロエの葉で15gに抑えましょう。ただし、妊娠中の方は症状が重くなる恐れがあるため、摂取を控えてください。また、アロエを肌に塗りたいと考えている方は、あらかじめパッチテストをおこないましょう。就寝前、腕の内側など皮膚の薄い部分にアロエを塗り、翌朝起きて、腫れたり赤くかぶれているなどの異常がなければ、薬用として傷口に塗布しても問題はありません。point 255 | 1