「知事が妊婦に。」という動画をご存知ですか。2016年、九州・山口から発信されたこの妊婦体験ムービーはまたたく間に世界中で大きな話題となり、これまで世界188か国で視聴されています。
動画では、知事自らが重さ7.3kgの妊婦ジャケットを着て、普段通り仕事をしたり買い物をしたり、身をもって妊婦さんの大変さを体験します。そのなかで、靴下をはくこと、階段の上り下りなど、日常的な動作が想像以上に大変であることに気付きます。
それに加え、掃除や洗濯、炊事などの家事をこなす夫人へ改めて感謝の気持ちを伝える知事。山口県知事が実際の夫人と一緒に食器を洗うシーンでは、今まで見たことのないチャーミングな知事の姿も垣間見ることもできます。
珍しい動画を作成した背景には「不名誉な調査結果」がありました。国際社会調査プログラム(ISSP)の調査によると「日本人の夫は”世界一”家事育児をしない」のだといいます。さらにその中でも、九州・山口地域の男性は、家事関連に携わる時間が全国平均よりも短く、妻は夫に比べると約7倍も働いているといわれています。
そんな状況を改善するために、九州・山口の各県と経済界がひとつになり、「九州・山口 ワーク・ライフ・バランス推進キャンペーン」と銘打ったキャンペーンを実施しました。「仕事と生活の両立」を大切にすること、また、子育てに優しい職場づくりを推進していくといいます。
話題の草www(@idobatakun)さんが現在Twitterで取り上げ、また話題となっています。
「日本人の夫は“世界一”家事育児をしない」
現職の県知事が「妊婦になって生活する」挑戦をしたらしいんやけど、この動画面白いし考えさせられるしめちゃくちゃ良い。
「日本人の夫は“世界一”家事育児をしない」
現職の県知事が「妊婦になって生活する」挑戦をしたらしいんやけど、この動画面白いし考えさせられるしめちゃくちゃ良い。
ADVERTISEMENT — 話題の草www (@idobatakun) December 19, 2019
ネット上ではこのようなコメントが上がっています。
・テレビで大々的に取り上げて全国でやってほしい。
・妊婦に限定せず家事分業でお願いします。
・そーゆー知事まじで好き。本当に人のことを親身になって考えてくれると思う。今の日本の政治形見てたら反吐が出る。この知事を見習って欲しいわ。人の振り見て我が振り直してほしい。
・しっかり稼いできてくれるなら家事育児しなくても良いよって思う派。優しくはしてほしいけど。働くのって大変だもの。旦那さんも休む時間必要。
・確かに家事育児をしないと思うけどその代わりに必死で稼いでるのも夫じゃないん?
・その分世界一働いてる気がする。お互いのリスペクトが大事よね、結局。
こういう議題一番しょうもない
男女共に自分が一番キツイと思って相手への配慮が足りてないだけ— lassy (@lassi55792618) December 19, 2019
確かに考えさせられる動画だけど、そういう旦那を選んだのその自身かと_(:3」 ∠ )_
ADVERTISEMENT この知事は、理解者だから積極的になれるけど、日本人の全ての男性が理解するとは限らない。その夫婦の相性が悪いか良いかの問題ではないかと思いますね_(:3」 ∠ )_
— 神猫@今島 (@workaholic_0244) December 19, 2019
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妊婦ジャケットを着て妊婦さんの大変さを実感することで、妻への「尊敬」と「感謝」の気持ちが生まれます。その気持ちから、「妊婦体験をした男性は、家事や育児に積極的になる」という調査結果も。妊婦ジャケットは、全国各地の産婦人科やマタニティースクールにもありますので、ぜひ、体験してみてください。