国民年金は20歳から60歳まで原則として加入しなければなりません。

写真：マネーの達人

未納期間が長いほど、65歳から支給される「老齢基礎年金」の額が減っていきます。今までの未納期間を納付済みにする「後納制度」という制度があったが、これは時限措置であったため、2018年9月30日をもって終了する可能性が高いです。

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写真：保険市場

「過去に何らかの理由で年金を納めることができなかった期間のある人は、将来、納付期間が不足して、年金を受給できなくなってしまう場合があります。後納制度は過去10年間に納め忘れた年金を納付することができる『10年後納制度』がありましたが、2015年9月30日で終了しました。

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現在の制度はそれに続くもので、2015年10月1日から2018年9月30日までの3年間に限り、過去5年分までを納めることができます。以前の制度よりも5年分期間が短縮されていることもあり、今回で後納制度は終了する可能性が高いといわれています。未納分がある人は、納付する最後のチャンスになるかもしれません」―ファイナンシャルプランナー

後から増額するのは？

写真：エンバイト

日本年金機構の調査によると、「5年後納制度」における保険料納付状況(2017年3月時点)は利用者数合計17万5740名、納付済額(ひとりあたり平均)10万8959円です。後納をすることによって将来的に増額される年金の平均額は1万1433円となっています。

写真：三才ブックス

老齢基礎年金を40年間納付した場合は満額受給で2017年度額77万9300円となります。月額にすると6万4941円で決して大きな額ではないが、未納期間がもしもあった場合は更に減額されます。

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仕事ができる今は老後の年金についてあまり考えていないかもしれないが、年金生活を送る時期はいずれやってきます。将来、年金が減額されても後から増額することは不可能なんです。

写真：ディーサイド留学情報センター

自分の年金納付状況を知りたい場合や後納申請をする場合は年金加入者ダイヤル0570-003-004(月～金　午前8時30分～午後7時00分 第2土　午前9時00分～午後5時00分）に電話するか、もしくは最寄りの年金事務所に問い合わせることをお勧めします。