母と弟の命を助けようと自分の命を失った2歳のお兄ちゃんの話が切なさを伝えています。
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6日(現地時間)、イギリス日刊デイリーメールは、アパートで火事で命を失った2歳の男の子のDJの話を伝えました。
アメリカのケンタッキー州に住む女性ホイットニー・ジョンソン(Whiney)は、2015年当時に2歳の息子のDJと生後5週の娘ニラー(Nyla)と一緒にリビングルームで眠っていました。
深い眠りに陥っていたその時、ホイットニーは寝ている自分を起こす息子の声が聞こえてきて眠りから目覚めました。
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DJはお母さんの体を振りながら「お母さん、起きて」と叫んでいました。
リビングには炎が広がっていました。今すぐにでも炎が自分に襲うところでした。
驚いたホイットニーは片手でニラーを胸に抱いて、片手でDJの手を握って炎を抜け出そうとしました。
玄関まで来たホイットニーは、ドアを開けるためにDJの手を離したが、その瞬間に怖がっているDJは自分の部屋に逃げて行きました。
おなじみの場所が安全のところだと子どもたちが信じているためでした。
ホイットニーはDJの後を追ったが、子どもは部屋のドアを閉じてカギを掛けてしまった状態でした。
どうすれば分からなかったその瞬間にニラーの鳴き声が聞こえてきました。ニラーは既に火傷を負ってしまったのです。
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ホイットニーには二つの選択肢がありました。 DJを最後まで救出するか、またはニラーを助けるか。
前者の場合は、家族全員が命を失うかもしれないという危険性がありました。
結局、ホイットニーはニラーでも救うためにDJを残して家を出て行きました。
DJを救うためにホイットニーは体の30%に大きな火傷を負い、まだ赤ちゃんのニラーの顔にも火傷がありました。
DJは黒く焦げている様子で家の中で亡くなったまま発見されました。
ホイットニーは「息子を炎の中に置いて出てくる私の心は引き裂かれるだけだった」と当時を回想しました。
また、「私の状況を理解せずに、息子を置いて出てきた私を非難する人もいる」と苦情を打ち明けました。
それでも彼女は自分の話をマスコミに明らかにした理由は、他の人々が自分のようなことを経験しないでほしいという思いでした。
ホイットニーは「いつも火災の危険性が存在していることを認知して、子どもたちに火災の教育をきちんとしなければならない」と火災教育の必要性を強調しました。