俳優の大泉洋が、12月11日放送の『アナザースカイII』に出演し、かつて『水曜どうでしょう』の名物企画でも訪れたことのある思い出の地’四国’を巡り、人生を振り返った。
『アナザースカイII』は”夢の数だけ空がある”というテーマのもと、ゲストの興味深い人生を掘り下げていく番組。ゲストが自身にとっての「第2の故郷」または「憧れの地」を訪れトークを繰り広げる。現在のMCは今田耕司と広瀬アリスが務める。
今回大泉が訪れたのは、四国。今田は、地元である北海道ではないことに「なんでやねん!」とツッコみ。それに対し大泉は「うちの安田なんてわけわかんない!あいつ何ですか!?行ったこともない所を’アナザースカイだ’とか言い張り出して」と、2018年に同番組で放送された安田顕がロンドンを訪れる回に「ただビートルズが好きなだけで。なんかピュ~って泣いたりして。あいつは何でも泣けるんですから」と指摘した。
四国では、四国八十八ヶ所霊場巡りの一番目のお寺・徳島県の霊山寺を訪れ、「懐かしい、やばい、めちゃくちゃ懐かしい」と感動しながら、約20年前に『水曜どうでしょう』の名物企画で訪れた際の思い出を振り返った。『水曜どうでしょう』は北海道ローカル局制作のバラエティ番組で、大泉の名が全国に広がるきっかけとなった大人気番組。大泉は「どんどん人気があがっていった頃だから、北海道でも仕事が楽しくてしょうがなかったんじゃないかな」と当時の思いを語った。
その後祖父との思い出や、自身の所属する演劇ユニット・TEAM NACSなどのエピソードを紐解き、四国最大級の劇場「サンポートホール高松」を訪れた。2011年にこの劇場で行われた単独公演「大泉ワンマンショー」の話題にも触れ、この公演が東日本大震災の年に行われたことについて、「日本中がもう、くじけている年なんですよね。それまでね、人のためになってるなんて、おごりだと思っていたわけ。だけどね、感想っていうのがね、1枚1枚読んでるとね、当時は涙が出てくるんですよね」とその時の心境を告白。そして「僕がやってることを喜んでくれる人がこんなに日本中にいるんだなって思いにはなりましたね」と語る。
この放送終了後には、関連ワードがトレンド入りするほど注目を集め、ネット上では当時『水曜どうでしょう』を見ていた視聴者から「懐かしいねアナザースカイで復活するとは」「四国を思い出の地に選んでくれてありがとう」など多くのコメントが寄せられている。