10月にスタートしたドラマ「4分間のマリーゴールド」(TBS系)に出演している女優の菜々緒さん(31)。菜々緒さんといえば、悪女役が多いことからツンとしたクールな印象が強く、黒髪のストレートにモノトーンの衣装などがより一層“悪い女”を際立たせています。しかし、最近では菜々緒さんもイメージ脱却しようと様々な努力をしているようで、出演中のドラマでも注目を浴びています。
同ドラマは、小学館の新人コミック大賞(青年部門)で大賞を受賞したキリエ氏による同名のマンガが原作。手を重ねた人の“死の運命”が見えるという特殊能力を持った救命救急士役の俳優・福士蒼汰さん(26)と、1年後に死ぬという運命を背負った義理の姉役の菜々緒さんとの禁断の恋を描く、ヒューマンラブストーリーとなっています。ここでは、悪女役ではなく、ドラマのヒロインとして心優しい女性を演じていて「こんな役もできるんだ」などと話題となっています。
25日に放送された第3話のラストでは、雨の中、菜々緒さん演じる沙羅が突然秘めていた思いを福士さん演じるみことに告白するシーンがあり、視聴者からは「切ない」「泣ける」などの反響コメントが寄せられました。他にも今作の役柄についてSNS上では、「清純派の菜々緒がどうしても違和感ある」「悪女じゃない菜々緒さん新鮮」など、さまざまな声があがっていて、初回の平均視聴率は10.
3%で2ケタの好発進となりました。ドラマの役柄にも現れているように、女性記者によると、最近の菜々緒さんは路線を悪女から可愛い系へ変えつつあるといいます。
「身長172センチの9頭身に美脚。クールビューティーの菜々緒が、初めて悪女を演じたのは2013年に出演したドラマ『ラスト・シンデレラ』の頃から。2015年にはドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(共にフジテレビ系)で美人の凶悪な殺人犯を演じて大ブレイク。菜々緒自身も『願わくば行けるところまで悪女役で突き進んで、皆さんに“悪女じゃない役をやらせたらどうなる?”と興味を持ってもらえるところまでたどり着けたら理想的』と以前、雑誌『SWICH』の取材で答えていました。今年4月期、山下智久主演の金ドラ『インハンド』(TBS系)で海外育ちで頭脳明晰なエリート官僚を演じ、悪女役を卒業。今回の作品では“可愛い系”へと変身しつつあります」
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実際に、同ドラマでは前髪を作り髪の毛を上げるなど柔らかくナチュラルな菜々緒さんが印象的で、「可愛い菜々緒さん 最高ですね」「菜々緒さんの全てが可愛い このドラマ見てから、声も可愛い 大好きです」「菜々緒美しい 薄いメイクだと可愛い 菜々緒になりたい」といった女性から反響が多く上がっています。悪女イメージを払拭して、女優として新境地を開き始めた菜々緒さんですが、テレビ情報誌の編集者は、「演じる役柄だけでなく、最近は多方向から悪女のイメージを脱しようとしている感じがあります」と語ります。
「先日放送されたバラエティ番組では、7年前のイベントに来てくれた男の子と番組の企画で再会し、瞳を潤ませていました。何でも、当時はまだテレビ露出が少なかったにもかかわらず、その男の子は客席で『ななおちゃん ありがとう!』と書かれたボードを持っていたそうなんです。しかも、イベントに来ていた菜々緒の母が偶然、その男の子を見つけて写真を撮らせてもらい、菜々緒はその写真を携帯に入れて励みにしていたとか。さらに、別のバラエティ番組では焼き肉店でアルバイトをしていた頃、1~2年くらい片思いをしていた男性がいたと告白。そんな、ピュアな内面を感じさせるエピソードを話すことが最近増えているように思います」
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ドラマやバラエティで意外な新たな一面を披露している菜々緒さん。自身のインスタグラムでも、ファンから男性へのアプローチの仕方を聞かれた際に、「自分に自信がないので基本的には受け身です」「連絡先とか絶対に聞けない。笑」と意外にも奥手であることを明かしていました。脱悪女をキッカケに、幅のある女優として今後もさらなる活躍が期待できそうです。