新型コロナウイルスの感染者が急増し、病院で検査を受けられない人が出てきている中、全国各地で「無料PCR検査場」が急増しています。その一部では中国人などがたむろする怪しげな検査場も現れ、怪しいバイトも横行しているそうです。
とある20代女性は「無料のPCR検査を受けるだけで、ギフト券や商品券がもらえるとSNSで話題になっていたので、複数の店舗で検査を受けました」と答えるように、今、若者を中心に、金券欲しさで検査場に押し寄せる人が続出しているといいます。
そこには税金のばらまきというカラクリがあります。東京都の場合はPCR検査を手がける業者に、都から検査キットや衛生用品、消耗品などにかかる実費が支払われ、それとは別に検査1件ごとに事務経費という名目で、一律3000円が支給されるシステムになっています。
事務経費は、何に使ったかを示す領収書が不要で、たとえ500円の金券を支払っても2500円が手元に残り、検査は5分程度なので、集客するほど儲かるという仕組みなのです。
年間約40万人が死亡しているがん対策費の予算は、354億円にもかかわらず、PCR無料検査事業の補助金は、がん対策費の約10倍に当たる3200億円もの予算が計上されており、税金が湯水のごとく使われています。このようなあくどい事業のため新規陽性者が爆発的に増えたのは、無料PCRの検査数増加が押し上げ要因となった可能性も否めないと病院関係者はいいます。point 230 | 1
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