2019年、東京池袋で乗用車の爆走により最愛の家族を失った方がいます。遺族の松永拓也さん(35)は、車を運転していた飯塚幸三元被告(90)が残した謝罪コメントに対しコメントを出しました。一体どんな内容だったのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
親子死亡、9名の重軽傷者が
2019年に池袋で発生した痛ましい暴走事故により、妻と幼い子どもを失った松永さん。一貫して自分の非を認めない飯塚元被告に対し、メディアを通じて問いかけ続けていました。涙ながらに悲痛な思いを口にする姿に胸を痛めた方は多いことでしょう。
飯塚元被告の無責任とも言える言動により、さらに心がえぐられる思いをしていたことと思います。
ついに刑務所へ
自動車運転処罰法違反(過失致死傷)罪、禁錮5年の実刑判決を受けていた飯塚元被告は12日、東京拘置所に収容されました。健康状態の確認が終わり次第、刑務所に入る手続きに入ったとされています。
最後に過失と反省の意を述べる
飯塚元被告は、今回の出頭に併せコメントを出していたことが明らかとなりました。
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これに対し、遺族の松永さんは
「最初からこの言葉があればと思ってしまいます。これから真の意味で償える日が来るかどうかは彼次第だと思います。
謝罪の事が書かれていますが公になっていない部分もあり、誠実さを感じることはできませんでした。
民事裁判の席であれば謝罪するが、そうでない限り、謝罪をしたくないご意思のようでした」
※一部抜粋
最後に
「収監されても、事故が無くなる訳ではありません。私は真菜と莉子の命を無駄にしたくありません。そして、未来の命が守られることを心から願っています」
とコメントを残しました。
松永さんの最愛の奥さまと娘さんのご冥福をお祈りします。
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