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伊集院光がビデオに殺されないラジオスターで居続けられる理由


伊集院光さんは、テレビで見知っている人にとっては「雑学の得意なタレント」「デブタレントの一角」といったイメージしか持たれていないと思います。しかし、彼には「ラジオスター」というテレビとはまた別の顔があり(というよりもラジオで人気を博してそののちテレビに出てくるようになったのですが)、それもまた魅力の一つとなっています。

 


写真:lineblog.me

ラジオでの伊集院光さんのしゃべりは軽妙なだけでなく、他芸能人や社会問題に対してかなりの毒舌であることで有名です。ラジオはテレビほどひらけたメディアではなく(特定の人しか聞いていないため)、スポンサーも多くはないので逆に自由度が高いということで、テレビでは言えないような毒を吐く伊集院光さんのトークは人気であり「深夜ラジオの帝王」と呼ばれるほど絶大な存在感を放っているのです。

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写真:asagei.com

伊集院光さんは高校を中退後、落語家を目指して修行していた時期があったため滑舌も発声も良く、また高校中退という学歴を感じさせない頭の回転の速さがラジオパーソナリティとしての大きな武器となっています。ラジオの世界には伊集院光さん以上に有名でファンがついている芸能人も多数いるため、当然それだけが理由でラジオスターで居続けているというわけではありません。

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写真:news.livedoor.com

そもそも伊集院光さんはラジオそのものが好きで、自分で機器を買って操作方法をマスターしてしまうほどの腕前で「音声だけ」のメディアであるラジオでどのようにしゃべるか、使えるかといった研究には余念がない、珍しいほどラジオに情熱を傾けているタレントなのです。さらには「お笑い」に関する感性がとても鋭く、伊集院光さんが目を付けた若手お笑いはその後必ず売れているとまで言われ、その独自の「お笑い」観に対する評価は高まる一方です。その優れた感性で作られるラジオ内のコーナーもまた、ラジオスターの地位を確かに支える一因となっています。point 335 | 1

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写真:lifemagazine.yahoo.co.jp

そしてまた、伊集院光さんのキャラクターも人を引き付けることが出来ている大きな要素です。現在人気タレントではあるものの、高校中退という学歴、デブという体型、ニート経験や非モテ体験から伊集院光さんは見上げる存在というよりも「負け組目線」を持った立ち位置やトークを展開できるため、リスナーからは共感を得やすいというのもポイントでしょう。実際には背も高くしゃべりの達者な伊集院光さん自身は負け組とはとうてい言えませんが(結婚した奥様も元アイドル)、それを感じさせない気取らなさ・偉ぶらない謙虚さがあるため人気者であり続けています。全盛期よりは聴取率も下がり気味であるものの深夜ではいまだにトップであり、最近ではお昼のラジオもはじめ(こちらでは毒舌はさすがに抑え気味です)、テレビ出演も順調な伊集院光さん。ネットTVの規制の少なさにいち早く目を付けて番組作りをしたり、DVDや本を作るなど活躍の場はますます広がっています。point 489 | 1

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写真:akogare.me

くわえて重度のゲーマーであることからゲーム関連の仕事や連載を持っていたり、プロ野球マニアということもあって野球の濃い話題にもついていけるなど、興味のある分野にはとことん入っていく貪欲さが雑学知識などに結びつき、トークの幅を広げています。野球に関しては芸人で構成される草野球も主催しており、監督兼ピッチャーとして奮闘する熱の入れようです。ラジオはメディアとしては斜陽と言われ、実際に広告が減少するなど放送局は苦境に立たされています。しかし災害時の強さや、音声だけであるため「聞きながら作業できる」というメリットを生かしこれからも生き残ると予想されるメディアですので、ラジオスターである伊集院光さんがこの先もラジオを含むさまざまなフィールドでどんなものを見せてくれるのか楽しみです。point 408 | 1

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