劇場での活動がメインとなっている芸人たちにとっても、コロナ禍で大打撃を受けて 厳しい状況が続いているエンタメ業界ですが…。
吉本興業所属のお笑いコンビ「フルーツポンチ」の亘健太郎さんに密着した『1周回って知らない話&今夜くらべてみました合体スペシャル』(日本テレビ系)。コロナ禍で 劇場出番が激減し、1年ほど前から建築会社でのアルバイトを始めたという様子が取り上げられたのでした。お笑いだけで月50万~60万円の収入が コロナ前にはあったという亘さんでしたが、最近は月10万円もいかなくなったという。
「番組では、バイトをしなければならなくなった亘の今にスポットを当てていますが、注目すべきは、元々月50万円以上の収入があったことです。相方の村上健志はテレビ出演も多いので、それなりにもらっていてもおかしくない。でも亘はメディア露出が皆無の状態で月50万円の収入があったわけです。自前の劇場もあって、営業なども多い吉本ならではの給料でしょうね。ほかの事務所ならりえない。吉本はギャラが少ないなんて言われていますが、実際にはまったくの逆。メディアに出なくても、ある程度の収入を確保できるお笑い事務所は吉本だけでしょう」(芸能事務所関係者)point 322 | 1
しかし、その一方では、テレビ出演が多くても、収入が安定しない吉本芸人もいるというのですが…。ブラックマヨネーズの吉田敬さんが、関西テレビで放送された『おかべろ』では、若手時代のギャラ事情を明かしていました。
その当時でも、ブラマヨは 関西ローカルの番組に多数出演していたそうです。しかし、ほぼ毎日休みなく働いていても、月収は 25万円程度だったという。関西ローカルのテレビ番組に毎日のように出ていても この程度の月収にしかならないと感じた吉田さんは、東京行きを意識することになったそうです。
吉本といえば ギャラが安い⁉ あくまでケースバイケースといえそうな…
「吉本の若手芸人は テレビギャラが安いんです。それが関西ローカルの番組となったら、東京よりもさらに安い。ある程度人気が定着すれば一気に単価も上がりますが、それまではキツイでしょうね」(テレビ局関係者)
そのように 吉本といえば ギャラが安い⁉というイメージが 強いようですが、それも あくまでケースバイケースといえそうなようです。
「テレビに出ているから収入が多いというわけではないのが吉本。劇場をメインに活動している 中堅以上の芸人は、世間が思っている以上に収入があります。芸人たちが、テレビでよく吉本のギャラの安さに文句を言っていますが、正直あまりあてにならないですね。特に賞レースで結果を出したり、一度ブレイクした経験があったりする芸人は、メディア出演が少なくても、ギャラのいい“おいしい仕事”が回ってきやすい傾向もあります」(前出・芸能事務所関係者)point 327 | 1
芸人ならば、いかに面白い話をするかが仕事。“ギャラが安い”などという 吉本芸人たちの言葉は、どこまでが本当かもわからないものでしょうね。
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