顔の中で、瞳の大きさは変えることはできませんが、眉というのは自分で形を整えることができるパーツです。ハサミなどで手軽にできる反面、理想的な眉にするというのは、意外と難しいことです。けれども、コツを知ることで、誰でも美しい形にすることは可能です。
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まず、自分の眉のバランスを知りましょう。雑誌などを見て、まねてみたのにしっくりこなかったという経験を持つ人は多いでしょう。それは、自分の骨格と合っていないことが原因です。まず、眉頭は小鼻のふくらみの延長線上にしましょう。自然な形を作るために、欠かせません。全部剃り落してしまって、自分で描くという人もいますが、骨格だけでなく、筋肉の動きとも変わってきてしまうので、不自然な印象になってしまいます。
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スタートラインが決まったら、もともと生えている状態に合わせながら形を整えていきます。眉山といって、カーブの一番高い所は、黒目の外側から目尻になるようにしましょう。表情を動かした時に、筋肉が上がる部分を眉山にすると自然な仕上がりにすることができます。眉尻は小鼻と目尻の延長線上にします。眉尻を眉頭よりも下げないようにするのがポイントです。
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このバランスを知ってから、お手入れを始めましょう。いきなり剃ったり、切ってしまうと、毛がまばらになってしまいます。まずは、ブラシで毛の流れを整えて、明らかにいらないと思われる部分の毛を処理します。まぶたの部分は、毛抜きなどを使って抜き、おでこの部分はカミソリで剃るようにするといいでしょう。この時、抜きにくい毛は無理に抜くのではなく、シェーバーなどで剃るようにします。
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そして、眉からはみ出してしまうような長い毛をハサミを使って切ります。毛の量が多いと、つい一度に切りたくなってしまいますが、必ず毛の流れにあわせて少しずつ切るようにしましょう。毛の流れにあわせないと、切り過ぎて一部分だけ毛がなくなってしまうということもあります。女性の場合は、夜メイクを落とす前に行うと、顔のバランスを見ながら調整できるので便利です。形を整えるだけで、すっきりとした印象に見せることができますが、やり過ぎは禁物です。極端に細くなってしまうと、不自然な印象になってしまいます。あくまで、不要な部分の毛を処理すると考えましょう。point 349 | 1
ここまでやると、ある程度眉の形がきれいになっているでしょう。その後は、足りない部分をメイクで書き足していきます。最初に、ペンシルを使って輪郭を描いていきます。眉尻はペンシルタイプが書きやすいでしょう。その後、パウダーを使って全体を補正していきます。眉頭を自然にぼかすのが、パウダーの得意な分野ですが、付け過ぎてしまうと垢抜けない印象になってしまいます。いきなりパウダーを付けるのではなく、手の甲で余分な粉をはたいてから使うようにしましょう。最初に眉山から書き始めていくと、自然な形でぼかすことができます。
リキッドタイプも販売されていて、細い線が書けるので非常に便利です。ただ、つい濃くなってしまうことがあるので、使う際には注意が必要です。輪郭をリキッドで書いてしまうと、濃くなりすぎて浮いたような印象になってしまいます。最後に、眉用のマスカラを付けると、髪の色と合わせたり、きれいな形を維持することができます。point 411 | 1
写真 : パーティドレススタイル
最近は、輪郭をあえて描かずに、パウダーだけでふんわりと仕上げたりする形が人気です。太い形も人気で、それほど抜いたり剃ったりする必要はありません。けれども、自然だからと言ってお手入れをしないと、毛が伸びてすっきりしない印象になってしまうので注意しましょう。どのようなデザインでも、バランスを保つことで自分に合った自然な形になるでしょう。