市川染五郎さんといえば、九代目松本幸四郎を父に持ち、松たか子さんの兄としても知られるイケメン歌舞伎役者。歌舞伎界で活躍するだけでなく、数々のドラマにも出演し、高い人気を誇っています。
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染五郎さんは、2003年に高校の同級生だった資産家令嬢の関園子さんと結婚しました。園子さんのご実家は、外車のディーラーや不動産業、レストラン経営などを手掛けているのだそうで、まさにお似合いのカップルですね。お二人の間には、2005年に長男、2007年に長女が誕生しています。長男はいずれ染五郎さんの後をついで、立派な歌舞伎役者に成長していくことでしょう。
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まさに絵にかいたような、順風満帆な人生を歩まれているように見える染五郎さんですが、過去には様々なことがありました。同じ歌舞伎界の重鎮である、尾上菊五郎の娘で、今や押しも押されもせぬ大女優の寺島しのぶさんと6年間も交際していたことはよく知られるところですが、その交際中の1997年に、なんと「隠し子」が発覚しているということをご存じだったでしょうか?
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それは写真週刊誌によるスクープでした。お相手の女性は、染五郎が18歳の時に交際していた6歳年上の元女優です。当時発売されていた週刊誌の記事によると、女性と染五郎本人に直接取材をした結果、相手の女性は「今は女優を辞めているので、何も話すことはない」と言い、染五郎は「後日連絡する」と答えていました。
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ところがその後、染五郎さんからは何の連絡もなかったため、そのまま写真週刊誌は発売されることになりました。相手の女性と自転車に乗せた小さな女の子の写真も掲載されました。染五郎さんは仕方なく記者会見を行い、隠し子がいることを認め、「子供がいることは事実。6年前に誕生した私の子どもです」と語りました。この隠し子は染五郎さんが18歳、大学1年生の時の子どもということになります。染五郎さんは、「真剣につきあっていたから認知した」とも言っています。色々な事情があって別れてしまったので、今後は子どもと会う予定はない、とも言っています。
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たまたまこの報道と同じ時期に、妹の松たか子さんにも熱愛報道が出ました。松たか子さんは、報道された相手の男性とは恋愛関係がないことを明言した上で、染五郎さんの件については「全く知らなかったのでとても驚いている」とし、「相手の方のことはくれぐれもそっとしておいて下さるよう、私からもお願い申し上げます」と兄と相手の女性を気遣う言葉を述べています。そして父親である松本幸四郎氏は勿論このことを知っており、「歌舞伎役者としてこれからという時に、結婚させるという選択はなかった」と言っています。
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そんなこんなで、隠し子騒動は収束してゆき、寺島しのぶさんのとの交際も続いていたのですが、その後あっさり別れて別の女性、園子さんと結婚してしまうのです。寺島しのぶさんは捨てられてしまう形になってしまったようで、しのぶさんは大きなショックを受け、父である尾上菊五郎氏も大激怒しました。そして、これを機に、松本幸四郎氏とも不仲になってしまうことになりました。
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しかし、寺島しのぶさんはこの経験を踏み台にして、ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞するほどの大女優に成長したのですから、素晴らしいことですね。今はフランス人アートディレクターと結婚して男の子も産まれ、幸せに暮らしているようです。歌舞伎界は「女は芸の肥やし」という風潮があるようです。一般人には理解できませんが、隠し子の発覚は後をたちませんし、それに対して特に罪の意識を感じることもないように見受けられます。私たちには理解できない独特の価値観が、歌舞伎界にはあるのかもしれませんね。