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    Categories: LIFE

「ずっと忘れないよ、ごめんね」…息子の酸素呼吸器を抜くお父さん


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夫を失った人を「未亡人」、妻を失った人を「男やもめ」、そして親を失った人を「孤児」と呼びます。

このように、私たちは、愛する人に先だたれた人を特定の言葉で呼ぶことができます。

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しかし、世界のどこにも見つからない一つの言葉があります。

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それは真に「子を失った親」を指す言葉です。

それだけ子どもに先だたれる親の悲しみは、単なる一つの言葉では表現できない悲痛な感情であるのです。

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2019年9月23日(現地時間)、Facebookアカウント「Danhill Tan」は、息子の最後の瞬間を涙と一緒お父さんの姿を公開しました。

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フィリピンに住むデンヒル・タン(Danhill Tan)は、長い間体調不良が続いた9ヶ月の息子を病院に連れて行きました。

病院で簡単な治療を受ければ解決できると思っていたが、息子の病気はなかなか回復を見せませんでした。

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息子は原因不明の病気のせいでけいれんを起こしたりして、一日に何度も生死の境界を行き来していました。

集中治療室で小さな体に複数の注射器。むずかる息子を一日中眠らせる強い薬。

デンヒルは息子が寝ているベッドの横でほとんど目を閉じないままで闘病生活を共にしてきました。

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しかし、丁寧な介護にもかかわらず、息子の症状は自分で呼吸することができないほど悪化しました。

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息子はこれから、酸素呼吸器に頼る危険な生活をしていかなければならないのです。

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デンヒルは幼い息子の小さな体に付いている機械、針、そして酸素呼吸器を見れば見るほど、耐えられませんでした。

愛する息子に自由を与えたかった彼は、息子の体に付いた酸素呼吸器を抜くことに決めました。

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親としては非常に難しい決定だったかもしれないが、もう見込みがないと医師の言葉に息子を苦しみの中で追い込み続くことはできないと判断したものです。

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彼は徐々に冷たく固まっていく息子の耳に大好きだよ!と言いました。息子はそのままお父さんの胸の中で死を迎えました。

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息子を送ったデンヒルは自分のSNSに「ずっと忘れないよ」と伝えました。

続いて「これから空の国で楽になってね!愛しているよ」と息子に向けた最後のメッセージを残しました。

残念な事情を聞いた人々も「空の国では痛むことがないように」、「良い場所に行ったと信じてる」などの反応を見せ、哀悼の意を表しています。

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