2歳にもなっていない年齢で白血病だと診断された娘を見て号泣するお母さん。

娘が怖がるかもしれないと思って、毎日涙をこらえるお母さん。

そうするうちに、ぐっすり眠っている娘を見ながら、この姿が最後に見られる娘の顔なのではないかと娘の頭を撫でながら思う。

その時だけが、お母さんが唯一に涙を見せることができる時間なんです。

2018年10月17日（現地時間）、メディアのトウティアは、2年6ヶ月に渡って、白血病と戦っている中国出身の女の子、チィー（Chi Chi、4）の話を伝えました。

チィーは生後1年6ヶ月の時に高熱で入院をして、急性リンパ性白血病（Acute Lymphocytic Leukemia）の診断を受けました。

急性リンパ性白血病の正確な発症の原因は不明であるために予防法はなく、疲労感、体重減少、発熱などの症状のために病院に訪れた際に発見された場合がほとんどです。

チィーのお母さんのジャン（Jiang Tingting、30）とお父さんのユン（Yoon yuyu、30）は、娘が白血病だというニュースに悲しむ余裕すらありませんでした。

チィーの医療費は100万元（約1600万円）が必要だったからです。

お父さんのユンは肉体労働を始めて、娘の医療費を一銭でも多く補うためでした。

それでもお父さんが稼ぐお金は、医療費を支払うのに足りないのです。

お金を払えないため、娘は治療を受けられずにいることが心配で心配で、お父さんのユンは不法に腎臓を売ろうともしたが、不幸中の幸いに成功はしませんでした。

お父さんとお母さんはチィーに一度も病名を教えてあげませんでした。

それでももう2年以上、病院に入院している娘は、自分の前に置かれた運命を感じたのです。

同じ年頃の子供たちのようにお姫様の服が好きで、会う人みんなに明るく挨拶する暖かい女の子。

チィーは最近になって、お母さんとお父さんを見るたびになんだか最後の挨拶のような言葉を伝えているのです。

「私が天国に行っても天使になって守ってあげるね」

病院に入院してから、チィーがすぐにでも永遠に眠ってしまう「余命宣告」を4度も聞きました。

幼いチィーには、もう時間があまりない。

チィーの話を聞いた中国全土では、寄付の行列が続きました。

小さな女の子のチィーが、一日も多く世界の暖かい光を見て、感じていられるよう、多くの人が心から願っています…