韓流アイドルの熱はまだまだ冷めない。
韓国でデビューするたくさんのアイドルらは、日本でも追ってデビューを続けている。
2017年7月2日、韓国の9人組ガールズグループ「TWICE」も日本デビューを果たした。
そしてTWICEが日本で初めてとなる単独公演を行い、会場には若い女性ファンなどが大勢詰め掛けた。
2回の公演に訪れたファンは延べ1万5000人にも及んだという。
そしてTWICEの応援に駆け付けた韓国人ファンらが、この公演でも日本人ファンの様子に驚いたと掲示板に書き込んだのだ。
7月2日、韓国のあるネット掲示板にて「TWICEの公演を見に来てるんだけど、日本のファンはやけに静かだ」と投稿。
韓国のファンらはステージ上のメンバーとともに一緒に歌ったりするのだが、日本の観客は反応がなくただ黙って聞いているだけだったという。
この投稿に対し他のネットユーザーからも「一緒に歌おうという意味でメドレーをやってくれても、日本人は合わせて歌わないよね。シャシャシャとかウアウアとか、一緒にやってあげるところなのに」との反応が投稿された。
「それでちょっとムカついた」「日本の人はコンサートを楽しむというより、鑑賞しに来てるみたいだね」といった批判的な意見も見られた。
逆にこういった日本人の反応を肯定的にとらえる人もいた。
「日本のTWICEファンも、公演での応援の仕方を学んでいる段階なんじゃないかな」「まだ応援方法を知らない人が多いんだ。時間が解決するはず。だって、一緒に歌わずにはいられないからね」「日本のファンだって、TWICEが『こういうふうにして』と言えばやってくれるのでは?日本の人も、一緒に歌えばもっと盛り上がると知ってくれたらいいね」と今後変化していくことに期待を寄せる人もいた。
さらに、国民性の違いを指摘する人もいた。
「これが日本のステージ文化。ミスチルのコンサート映像を見たことがあるけど、終始落ち着いた雰囲気だった」「日本人はもともとそうだよ。歌手が歌っているのに合わせて歌うのは迷惑だと考えてる。民族性の違いだ」と解説する意見も見られた。
歌手と一緒に歌わない日本人について「応援する気持ちが足りないわけじゃない。一緒に歌わない代わりにお金はよく使ってくれる」とする人もいたという。
日本ではコンサート会場でファンが一緒に歌うのを嫌がる歌手もファンも多い。
その歌手の歌声を聞きにお金を払ってコンサートに行っているわけだから、一緒に歌わないという意見も分かる。
一方で、韓国のアイドルに見られるように、ファンと一緒に楽しみたいという歌手もおり、またファンも一体となって盛り上がることを楽しむ場合もあるのだ。
あまり日本ではファンも一緒に歌うという文化はないが、韓流アイドルのコンサートの開催が広まれば、そういった文化も広まっていくのかもしれない。