最近、巷で不倫という言葉をよく聞くようになりましたね。そもそも、妻だけを生涯愛し続けることを誓ったもの同士が他の相手のと関係を持つとか、愛するという事は道理に反しているし、日本の法律に反する行為として批判されます。しかし、本当にいけない事なのでしょうか。これには男女の意見の差、価値観の違いとしては賛否両論あります。こういった男女関係は、道理や法律を抜きにしたら有りなのでしょうか、無しなのでしょうか。
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◼︎男性と女性の本能、甲斐性
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ある芸能人の名言「不倫は文化」と言われた事がありますが、この関係を正当化するけではなく、この考え方も一つだという事は言えるのです。というのも男性は、まだ人間が2本足で立つ前や言葉を持たなかった頃、より猿に近かった動物の頃から子孫繁栄という本能が備わっていたのです。そのため、より多くの子孫繁栄のために様々なメスと交尾をしていました。そのオスとしての本能は、長い時代の中で人間的な理性を養い、今のような一人を愛して守るという事が一般的になったのです。ただ、それは理性を必要とし、理性は後天的なものなので本能よりも弱いのです。本能的に言えば、他の女性に目がいってしまうのは仕方のないこととも言えるのです。そして、少々甲斐性が無ければ他の女性と関係は持てません。交際には少なからず交際費などの金銭的な負担やリスクをともなうのですから。少ないおこづかい制では交際費は捻出できませんし、自分と結婚できない男性に対して貢ぐ女性も少ないです。こういったことから、不倫をする男性は富裕層に多いのです。女性の不倫の場合はこの逆です。本能的なものは、自分の子供を守る事なので多くの男性と関係を持つという事は後天的な思考によるものが強いです。そして、金銭的なものに関しては、日本の文化的に男性が負担するものと暗黙のものがあるのでそれほど甲斐性がなくてもできるのです。
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◼︎出会ったタイミングの問題
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結婚とは、タイミングとよく言います。そうです、その時「この人と一生過ごしたい」と思ったから。人間は感情の生き物、未来なんかわかりません。その時にそう思ったから結婚を決めたとか、年齢的にとこ世間体的にとか、妊娠してしまったとかその結婚のタイミングがあったからなのです。しかし、人との出会いというのは、次々にあるものです。不倫のスタートは、出会いがあったから。恋愛のスタートと一緒なのです。ただ、出会った相手や自分が結婚をしていただけなのです。だからといって、自由に恋愛をスタートしていいわけではありません。家庭を守るという責任があります。結婚する時にした約束があります。既婚者が他の異性と関係を持つ事は法律上違法です。でも、感情は止められないのです。もし、関係を持つことになってしまったのなら、その責任を果たすべきです。それができるなら完全に悪だとは言い切れません。他の異性と関係を持ちながらも立派に家庭を守っている人はいます。もし、家庭を捨てるとしてもその責任として金銭的援助の問題を解決してから、元旦那や妻が納得した形を取れるならそれはそれで良いでしょう。人間一人ひとりがたった一度の人生を歩んでいます。ただ、長い人生の中で、パートナーの選択をするタイミングが違っただけかもしれません。そして、出会ってしまったら、その後どちらを選ぶのか、それとも全員が円満に暮らせる策を取るのか、金銭的なものもそうですが、精神面の甲斐性も必要なのです。
◼︎まとめ
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恋愛は自由です。ただ、結婚という契約を交わしたなら自由恋愛は契約違反です。したがって責任を取るべきです。その責任の取り方は、人それぞれで出来ることや考え方が違うので一概にどうしろという事は無いのです。そこで重要なのは、自分だけの人生ではないということです。家庭だって妻や旦那以外の交際相手だって傷ついてしまう事がある、リスクをともなうのですから。そのリスクから愛する人や大切なものをどんな形であれ守れるなら悪ではないのではないでしょうか。