セフレ、つまりセックスフレンド。いわば性行為を目的としたお友達、です。結婚相手でもなければ恋人でもなく、恋人候補ですらありません。
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一般的には好きでもない人と性行為をするのか、と怪訝に思われる方が多いことでしょう。多少理解のある方なら、風俗などそういうことがあるおかげで動いている世界もあるのだと理解を示してくださることでしょう。
セクシャルマイノリティ
今でこそ同性愛を始めとするセクシャルマイノリティに、世間は少なからず寛容になってきました。男性はこうでなければならない、女性はこうでなければならないといった固定観念が強制されることがなくなったのです。
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極端に言ってしまえば、性に関する個性が認められるようになりました。せふれになる人たちも、言ってしまえば固定観念に縛られず個性を大切にすることが出来るようになったのです。愛の形がさまざまであるように、性の個性がさまざまであるように、友達の形もさまざまです。ただの友達ともセックスが出来るという人もいれば、好きでない相手でもセックス出来るという人もいるのです。
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絶対にこうだということはありませんから、その人たち一人一人にそれぞれの考えや意見があります。セックスは本来子孫を残すための行為です。しかし聞いたことはないでしょうか。
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セックスはスポーツだ、とか仲直りセックスなど、子を作るためではなく、相手を慰めるなど他の理由でセックスするという話を聞いたことがあるのではないでしょうか。人との触れ合いですから、人肌やぬくもりを感じられて安心するという人もいます。寂しさを埋めるために傷のなめ合いの様にせふれを作るという人もいます。せふれを友人や恋人のように大切にしている人もいれば、たかがせふれだと軽んじる人もいます。
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セックスは妊娠や性病のリスクも伴いますから、せふれになる人、せふれを作る人皆が皆セックスを重要視していないわけではありません。しかし、せふれはせふれとして、友人や恋人とはまた違う人との付き合い方があります。身内には相談事をためらうけれどせふれには相談できるだとか、恋人のように人を愛することが出来ないけれど人恋しいだとか、シンプルに体の相性が良かっただとか。
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人間は本当に、分類するのが難しいほどに色々な人がいます。一般的に見れば確かに少数派でしょう。受け入れろと強要はもちろんしませんし、必ずしも理解し納得しなければならないことはありません。分かり合えないならばお互いに妥協点を作ればいいのです。ただ、一方的に否定することはその人を酷く傷付けます。本人が望んでそうなったのではなく、自分と向き合って、その性質や性格と上手く生きていく、ひとつの方法なのだということを忘れてはいけません。point 277 | 1