膨らんだお腹に、花冠をかぶった姿がまさにマタニティーフォトのコンセプトですが、今回の主役は驚いたことに男性なのです。最近、ネットコミュニティーでは特別なマタニティーフォトが話題になっています。
掲載された写真と共に「夫がマタニティーフォト撮影の予約をしたが、妻が拒否したため、代わりに撮ることになった」と紹介されました。当時、撮影費用をすでに支払っていたのでキャンセルもできないという状態だったそうです。掲示物を見たネットユーザーは「フィーリングがある」と男性のあふれる才能を称賛しました。そして男性の年齢が写真を見ても年配だったこともあり「年老いて産むのか」という疑問も出てきました。 この写真は2016年に撮影したものです。当時51歳だった男性は、すでに22歳と26歳の娘を持つ父親でした。面白いことに、男性は約20年前、次女の出生届けの際、酒の勢いでミスを犯したことがありました。
酔ったまま出生届をしに行った男性は、妻とともに相談した名前の「ノエリア」のスペルを走り書きしてしまい、男性の悪筆を誤って解釈した担当者が「ノエリア」ではなく「ナタリア」と登録したため、娘の名前はナタリアとなりました。その後、事実を知った妻はとても悲しんでいたそうです。そしてそれから約20年後、男性は妻に申し訳ない思いを込めて愉快なやり方で謝罪を伝えるために、 写真作家の友人に頼んでマタニティーフォトを進めたのでした。
さらには心残りを込めて「ノエリア」という元の娘の名前をアートに入れ込み、まるでノエリアの誕生を待っているかのように、写真を掲載しました。