「HUNTER×HUNTER」といえば、主人公・ゴン=フリークスがさまざまな冒険を通じて成長していく人気漫画です。作者は冨樫義博さんで、漫画の人気と共に話題になりやすいのが「休載」についてです。ハンターハンター休載に関わる複雑な事情、そして気になる再開の時期をまとめます。
■ハンターハンターとは?
正式名称 HUNTER×HUNTER
作者 冨樫義博
連載開始 1998年
掲載誌 週刊少年ジャンプ
1998年に連載がスタートするや否や、大人気作品へと成長したハンターハンター。2017年10月現在、34巻までの単行本が発売されています。1997年に連載がスタートしている「ONE PIECE」の単行本がすでに86巻を超えていることを考えると……そのスピードはかなり遅め。そしてその遅れの原因こそが、度重なる「休載」なのです。
■ハンターハンター休載の歴史
1998年に週刊少年ジャンプでの連載がスタートしたハンターハンターですが、1999年以降は毎年10回以上の休載が定番となります。2006年には1年8カ月もの長期休載で話題となりました。その後も2007年には3ヶ月の休載、2008年には6ヶ月の休載、2010年には1年1ヶ月の休載、2012年には2年3ヶ月の休載、2014年からはまた1年8カ月の休載、2016年には11カ月の休載をしています。なんと2015年中は、一度も連載していません! ファンにとっては、休載の知らせも「またか」という程度のもの。諦めと共に受け入れる「定期イベント」になってしまっています。
これほどまでに休載期間が長いハンターハンターだからこそ、「まだ終わっていなかったんだ!」と思う方も多いのかもしれませんね。point 405 | 1
■それでもファンを惹きつける魅力!
ハンターハンターの休載が多い理由はアレコレと推測されていますが、すごいのは「それでも読みたい!」と願うファンが多いことです。連載が再開するときには、ニュースで大々的に報じられるほど。週刊少年ジャンプと言えば、少年誌の中でもトップの売り上げを誇る漫画雑誌です。休載を重ねながらも、そこに居場所をキープし続けるのは、決して簡単なことではありません。
■2017年9月に再度休載……気になる連載再開は?
2017年9月に、再度休載が発表されたハンターハンター。「仕方がない」と諦めつつも、心の底では落胆したファンも多かったことでしょう。しかし今回は、作者である冨樫義博さんが、年内の連載再開を予告しています。2017年もあと少しですから、期待しながら待っていましょう。
■まとめ
持病の腰痛悪化やアシスタントを使わないという彼のこだわり、はたまた無類のゲーム好きであるためと、休載を繰り返す理由はアレコレ言われていますが、週刊連載を何年も続けていくためには、想像以上の精神力が必要なのでしょう。休載期間にしっかりと休み、そしてまた素晴らしいハンターたちの世界で楽しませていただきたいところです。