これがラクダだったなんて分からなかった！という状態に切なさを感じた男性ができることは、写真に残すことだけでした。
アメリカCNNニュースは、ナイジェリアの動物園でラクダが栄養失調の症状を示す姿が捉えたと報道しました。
ナイジェリアの男性のチュンデ・ソーヤー（Tunde Sawyerr）は、幼い娘と国立子ども動物園へ行き、動物たちの姿を見て悲しさだけを感じたそうです。
ラクダは骨しか見えないほど痩せた姿でした。
動物園は、餌を適時に与えず、放置しているようです。
チュンデはSNSに写真をアップして、「この動物は、ラクダであることが分からないほど痩せている」とのコメントを残しました。
彼はCNNニュースのインタビューを通して、「僕の娘は、この動物がラクダであることに気付かなかった」と伝えました。
論議が大きくなり、その動物園の野生動物担当者のアミヌ・ムハンマド（Aminu Muhammed）は「動物園は動物虐待をしていません。このラクダは皮膚疾患のために、現在治療中なだけです」と伝えました。
また、「最近は急に雨が降り、ラクダは適応するのに苦労しています。」と説明してくれました。
しかし、多くの動物保護団体は、動物園も汚いし、きちんと管理をしていないいなかったと、動物園側の解明を反論しました。
アフリカー動物保護財団シニア兼環境生物学の教授であるジョン・ジャスティン・ウィリアムソン（Jon Justin Williamson）も「このラクダは皮膚疾患も持っているだけでなく、栄養不足がみられる」と伝えました。
彼は、「写真の中のラクダは、背中にあるこぶがほとんど消えたように見える」、「これは栄養失調の代表的な症状だ」と説明しました。
続いて、「ラクダは植物を主な餌とする動物である。写真で見る限り、周りにはラクダが拾って食べることができる餌が多くないようだ。ラクダは現在、ゆっくりと苦痛を感じながら死んでいる」と話しました。
一方、ナイジェリア動物園では、動物が餓死する問題は初めてではありません。
最近、ナイジェリア南西部でもがりがりに痩せたライオンの姿が公開されて、地域社会に衝撃を与えていました。