女優の原知佐子さん(はら・ちさこ、本名実相寺知佐子=じっそうじ・ちさこ=女優)が1月19日午後6時4分、
上顎肉腫のため東京都内の病院で亡くなりました、84歳でした。
葬儀・告別式は親族のみで行うとのことで、喪主は長女・吾子(あこ)さんが務めるとのことです。
高知県出身の原知佐子さん。
1955年、新東宝の「第4期スターレット」に合格後、同志社大学文学部美学美術学科を中退。
故宇津井健さん主演の特撮映画「スーパージャイアンツ 宇宙怪人出現」などに出演します。
その後、東宝に移籍し、映画「女ばかりの夜」では主演を務めていました。
その後、70年代に放送されたテレビドラマ「赤い疑惑」など「赤いシリーズ」で、
山口百恵さんが演じるヒロインをいびる”強烈なイビリ”が人気を獲得しハマり役に。
「岸辺のアルバム」などテレビを中心に活躍。
以降、「東京警備指令 ザ・ガードマン」など大映ドラマの名脇役として活躍しました。
2014年に亡くなった宇津井さんとの共演が多いのも特徴でした。
2016年の映画「シン・ゴジラ」にも出演していました。
夫は映画監督で東京藝術大学名誉教授でもあった故実相寺昭雄さん。
2人の出会いは、1962年から放映されていたTBSドラマ「おかあさん」の第2シリーズだったそうで、
結婚後も原知佐子さんは、女優として、夫・実相寺さんの手掛けた「ウルトラマンシリーズ」や映画「D坂の殺人事件」などの作品にも多く出演していました。
娘の実相寺吾子さんも女優として活躍しています。
葬儀は近親者のみで行う予定で、喪主は長女の吾子さんが務めるとのことです。
80代を迎えても女優として活躍していた原さん。
これまで数々の映画やドラマに出演してきたベテラン女優で、
ドラマに欠かせない真の名脇役の訃報に、ネット上からはこんなコメントが寄せられています。
「とても意地悪な役をやっていた気がします。嫁イビリとか。
子供心にも、こんな人嫌だって思わせたんだから演技が上手かったんでしょうね。
今ならキムラ緑子さんみたいな感じかしら。ご冥福をお祈りします。」
「意地悪で憎まれる役が多かったと思いますが、その役柄のイメージのままを持っていた方も多かったと思います。でも本当にその役に成りきっていたからだと思うし、本当に素晴らしい女優さんでした。
心よりお悔やみ申し上げます。」
「本当に憎まれ役が多かったですね。
名脇役の女優さん、長い闘病生活だったのでしょうか。
ご冥福をお祈りします。」
などのコメントが寄せられていました。