背中は直接見ることができませんし、あまり意識したことがないという人もいるでしょう。しかし、後ろ姿というのは意外と人に見られています。後ろから見てウエストのくびれがあり、メリハリのあるボディラインに憧れている人も多いでしょう。逆三角形のボディラインを作る筋肉が広背筋であり、鍛えることでさまざまなメリットがあります。広背筋は背中にあるので普段は見えないのですが、意識しなくても使われているということです。
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また、筋肉痛になりにくい場所なので鍛えられているかどうか意識しにくいとされています。まずは広背筋を鍛えることで逆三角形のボディラインを作れるというメリットがあります。背中やウエスト、ヒップのバランスが美しくなりますし、胸部と腹部を引っ張り上げることで正面から見ても美しいボディラインになります。筋肉は20代からどんどん衰えてしまうとされています。大きな広背筋は特に衰えやすい筋肉であり、姿勢が悪くなる原因になります。
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猫背になると内臓の位置が下がってしまいますし、お腹が出てしまって気になるという人もいるでしょう。猫背が改善されることで内臓が正しい位置に戻るため、お腹の脂肪を減らすことにも繋がります。また、姿勢が良くなることで首や肩がこりにくくなることもポイントです。腰痛が起こりにくくなりますし、疲れにくい体になることも大きなメリットと言えるでしょう。また、大きな筋肉を鍛えることで基礎代謝がアップしてダイエット効果が期待できますし、アンチエイジング効果も得られます。広背筋を鍛えることで見た目だけでなく健康や美容にも良い効果が期待できるため、確実に鍛える方法を知っておくと良いでしょう。
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筋トレを行う時には鍛える筋肉の位置をしっかり意識しながら行うことがポイントです。しっかり意識せずに行ってしまうと肩や腕の筋肉を使ってしまい、広背筋を鍛えられないこともあります。筋トレの負荷は軽すぎると意味がありませんが、重すぎても負担になってしまうので注意しましょう。肩や腕の筋肉はできるだけ使わないようにして最適な負荷で鍛えることが大切です。広背筋を鍛えるためにはトレーニング器具を使うことが多いです。しかし、怪我などが気になる場合は自重で鍛える方法が良いでしょう。これは自身の体重を負荷にして行う筋トレのことであり、初心者でも始めやすいと言われています。
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肩甲骨寄せはとても簡単なエクササイズです。立った状態でも座った状態でもできることがポイントです。まずは両腕を真横に伸ばして広げ、手のひらを正面に向けて腕を斜め45度の角度まで上げましょう。次に肘をまげて脇を締め、肩甲骨を寄せるようにします。そのままの状態を10秒~15秒程度キープするだけです。このエクササイズを何度か繰り返すと良いでしょう。自重トレーニングは初心者でも始めやすいですが、広背筋は大きな筋肉なので強い負荷をかけて筋肉を刺激した方が発達しやすくなります。
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さらに強い負荷をかけたいという場合、ダンベルで鍛える方法がおすすめです。ダンベルで鍛える方法は広背筋を刺激してしっかりと鍛えることができます。また、ダンベルなら場所に関係なく筋トレができますし、ジムなどに行かなくても自宅で気軽に行えるというメリットがあります。広背筋はジムなどに置かれているトレーニングマシンで鍛えることもできます。これは両手で掴めるバーが下がっているような形状となっており、懸垂が苦手な人でも気軽に広背筋を鍛えることができます。しかし、間違った方法を行ってしまうと広背筋をしっかり鍛えられないので注意しましょう。広背筋を効率よく鍛えたいという場合、正しい方法でマシンを利用することが大切です。