誰もが学生時代にお世話になった黒板。そんな黒板を使ったアートが注目を集めています。
文化祭や卒業式などの学校イベントはもちろん、お店や家のインテリアとしても使われている黒板アート。その基本的な書き方とコツについてまとめました。
まずは下準備をしっかりと
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いきなり黒板に書き始めると失敗の元。まずは紙に下書きをして、全体のイメージを固めましょう。面積の大きい黒板でも、予め全体のデザインが決まっていれば順調に書き進められますし、スペースが余ってしまうこともなくなります。パソコンを使ってデザインするのも簡単でおすすめです。
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新しいボードを使うときは「シーズニング」をすることも忘れずに。新しい黒板にいきなり描いてしまうと、跡が残って消えなくなってしまいます。これを防ぐのがシーズニング。チョークを黒板全体にこすり付けるように塗りつぶし、黒板消しで消します。後は固く絞った布で水拭きすれば完了です。こうすることで黒板全体にチョークが馴染み、消し残りを防ぎつつ、書き味も向上させることができます。
全体のバランスを取る
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黒板アートで大切なのが全体のバランスを取りながら書くことです。家庭用の小さな黒板ならまだいいのですが、学校やお店の大きなものになってくると、どうしてもバランスが崩れ、良くない見た目になってしまいます。
まずは黒板の中心を決め、垂直や水平のバランスを取っておくことが大切です。それだけでグッとバランスが良くなり、格好良くなります。水平を取るにはホームセンターなどで売っている水準器を使うのがおすすめですが、黒板に薄く罫線を引いておくのも書き方のコツです。複数人で同時に書き進める時などは、共通の目印になるので作業がスムーズになります。
文字に技あり
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黒板アートでは、絵はもちろん文字も主役になります。特にお店にある黒板アートは、スタイリッシュな文字をあしらったものがたくさんあります。単純に文字を書くだけではなく、予めパソコンや本で書体を探して準備しておき、それをお手本に書き進めるのが基本です。特に海外のフリーフォントにはお洒落な書体が揃っているので、目的に合ったものを探すことができます。
どうしてもバランスを取るのが難しいときは、紙に印刷した文字を切り抜き、ステンシル方式で書き写すという方法もあります。これなら大きさを揃えるのも簡単なので、初心者にはおすすめの方法です。
自分スタイルで黒板アートを楽しもう
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難しそうなイメージがある黒板アートですが、失敗しても簡単に消すことができるので、意外にすぐ始められます。
「黒板に思いっきり落書きしたい」というのは、多くの人が子どもの頃思ったことでしょう。夢をかなえつつ、周りの人を笑顔にするようなアートに挑戦してみてください。