ある日、いつの間にか歯茎が腫れていることはありませんか?しまいにはズキズキして気になってしょうがない!という方もいらっしゃると思います。食べ物もうまく噛めずにイライラしてしまうこともよくありますよね。身体がだるくなったり、歯茎に炎症が起こったりというのが歯茎が腫れる原因なのですが、その他にも歯並びが悪い、親知らず、糖尿病などもその原因に当てはまります。疲労の蓄積や免疫力の低下よりは、口の中の細菌繁殖による歯茎の炎症が最も大きな原因といわれています。
歯茎が腫れてしまった時の対処法
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歯垢や歯石が溜まると歯周炎、歯肉炎といった歯茎の疾患が起こりますが、歯肉炎の場合は歯茎が変色したり、歯茎が痩せる、歯がぐらつくといった症状が起こります。このような歯茎の疾患は必ず治療が必要ですが、痛みが引いたと思いきや、再び痛み出すといった場合が多いため、治療の時期を逃し症状が悪化してから歯医者で診察を受ける、という方も少なくありません。歯茎が腫れた時、その対処法は何よりも歯茎の健康を守ることですが、腫れと痛みがひどくなれば以下の方法で対処しましょう。
スケーリング(歯石の除去)
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初期の歯肉炎はスケーリング(歯石の除去)だけでも十分に対処できます。食事後の歯磨きの際にうまく磨けず、磨き残しがある部分が後に歯石となります。このような歯石は歯磨きだけでは除去ができないため、歯医者でのスケーリングが必要になります。歯茎の健康のためにも1年に1度はスケーリングを受けてください。
アイスノンを当てる
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歯茎が腫れた時、お湯を飲むと余計に腫れてしまうことがあり、水を飲む方がベスト。さらにアイスノンで処置することで、腫れが引きやすくなります。
たんぱく質、ビタミンの摂取
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疲労やストレスなどで歯茎が敏感な場合は、バランスの取れた食事や十分や休息を取ることが大切です。免疫力が低下した場合は、たんぱく質やビタミンなどを多く摂取することが大事ですが、ビタミンCが豊富なイチゴやみかん、歯茎の健康に良いナスも効果的です。
やわらかめの歯ブラシを使う
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歯茎が腫れてしまった時はやわらかめの歯ブラシを使用し、弱くなっている歯茎がより悪くならないよう、優しく歯磨きをすることが大切です。歯の健康のため、歯ブラシは3ヶ月に1回は替え、歯茎の細菌を完璧に除去するために糸ようじを使用することも効果的です。
鎮痛剤を服用する
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歯茎の腫れが頻繁に起こる場合や、痛みが深刻な場合は鎮痛剤を頼るのもひとつの方法です。市販の鎮痛剤でも効果は十分にありますが、できるだけ歯医者で処方された薬を服用する方が治りも早く安全です。
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