コンシーラーは、シミやニキビ跡の色素沈着を自然に隠すことができる化粧品です。部分用ファンデーションと呼ばれることもあります。
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コンシーラーは、人気がある化粧品のひとつなので、多くのメーカーが販売しています。コンシーラーを選ぶ場合は、悩みに合わせて色や機能を選び、気になる部分だけに使います。
コンシーラーの色は、一般的に悩みのある部分の反対色を選ぶのが基本で、赤く残ってしまったニキビ跡の色素沈着には、緑のコンシーラーを使います。青みのあるクマに対しては、オレンジ色のコンシーラーが合います。
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市販されているコンシーラーには、リキッドタイプ、チップタイプ、スティックタイプ、ペンシルタイプなど、様々なタイプがあります。リキッドタイプとチップタイプは、柔らか系なので、広範囲のシミに使います。一方、スティックタイプやペンシルタイプは、硬さがあるので、シミやニキビ跡に効果的です。
目元は、特に皮膚が薄いため、目元のクマが気になる場合は、伸びの良いクリームタイプかリキッドタイプのコンシーラーを使います。
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ブラシにコンシーラーを適量取ったら、クマの上に少しずつ置いていきます。そのあと、スポンジや手で軽く叩き込むように馴染ませていきます。
ニキビ跡やそばかす、濃いめのシミは、スティックタイプやペンシルタイプのコンシーラーでピンポイントにカバーしていきます。ただ、範囲が広い場合は、柔らかめのコンシーラーを使って、カバーしたい部分よりも広めに乗せていきます。そして、周りの部分と馴染ませていきます。
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口元を補正すると、唇の輪郭が整います。口元のくすみには、肌に近い色のクリームタイプかリキッドタイプを使います。
口角に沿って塗っていき、スポンジか指で軽く馴染ませていきます。
中高年世代になると、気になるのがほうれい線です。ほうれい線があると、顔が老けて見えます。年齢を重ねると、肌が乾燥しやすくなり、よく動かす部分の口元や目元にシワができやすくなります。乾燥によるほうれい線は、肌質に関係なく発生します。
表情筋は、筋肉組織なので、あまり使わないと徐々に衰えていきます。表情筋が衰えてしまうと、頬がたるんでほうれい線が目立ちやすくなります。
年齢が出やすいほうれい線ですが、肌の色よりも明るめのリキッドコンシーラーを上手に使うと、自然にカバーすることができます。
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ほうれい線の上に、ヒゲのような線を引き、スポンジで軽く叩いて馴染ませていきます。
シミやそばかすが気になる場合は、自分の肌の色よりも少々暗めの色が合います。明るい色を選ぶと、シミやそばかすをカバーするのが難しく、かえって目立ってしまうこともあります。普段使っているファンデーションとの相性も考えながら、肌よりも少し暗めの色を選びます。
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小鼻の赤みが気になる人は、グリーン系のコンシーラーがあると重宝します。赤みがそれほど強くないのであれば、ベージュ系やイエロー系でもカバーすることができます。鼻は、皮脂の分泌量が多いため、厚塗りには注意が必要です。
最近は、筆ペンタイプのコンシーラーが人気を集めていますが、筆ペンタイプであれば、小鼻のくぼみにもフィットします。
黒いクマができて悩んでいる場合は、パール入りの製品を選ぶと、明るい目元を演出できます。筆ペンタイプは、黒いクマも使えます。
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添加物が多いと肌の負担となるので、特に敏感肌や乾燥肌の人は添加物には注意が必要です。
ここ数年で、10代の学生でも気軽に購入できる価格帯のコンシーラーが増えています。価格が安くても品質は高いものが多いので、幅広い年齢層の女性が利用しています。
カバー力が欲しい場合は、スティックタイプを選び、カバーよりも明るく見せたい場合は、リキッドタイプを選びます。