現在の中国は建国から100年も経っていない国ですが、過去の国体を含めると長きにわたって大陸を支配してきたという自負があります。

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現在においてもそのプライドを掲げていて、軍事力によって国力を誇示しようとしているのです。実際の中国軍事力はアメリカとロシアに次ぐ規模にあると言えます。

その軍事力は？

軍事力とは陸軍と海軍、そして空軍の兵力や保有している戦車数と戦艦数、さらには戦闘機数の数で大まかに把握することが可能です。

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中国の現役総兵力は陸海空軍合わせて233万人にものぼり、この数はアメリカの二倍近い人数です。保有戦車数は約6500、戦艦数は約130、戦闘機数は約2300という圧倒的な数を誇っています。

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アメリカの場合は保有戦車数が約2500、戦艦数は約170、戦闘機数は約1500なので、中国軍事力は規模だけであれば世界最高だと言えます。

中国人民解放軍

中国人民解放軍の陸軍は160万人という兵力があり、現代兵器の導入にも積極的です。

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しかし、人件費を削減しようとする動きがあり最大で30万人の人員削減が行われます。とはいえ、戦車や水陸両用車、自走砲や攻撃ヘリなどを備えています。海軍は1980年代から強化が進められたため他国と比べて発展していません。それでも日本が保有していない空母を持っています。これは他国から購入し改修を加えたものですが、現在は国産空母を建造中です。

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ほかにも対空ミサイルを装備した駆逐艦やフリゲート艦があります。空軍はロシア機を参考にした機体が主力戦闘機ですが、国産戦闘機の運用も始まっています。加えて、特殊戦力としてサイバー部隊が運用されていて、他国の最新軍事技術をスパイ行為によって入手しようとしているという説もあります。

外国の観点は？

では、アメリカやロシア、そして日本の軍事力は中国軍事力にかなわないのかというとそうではありません。

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軍事力は兵力や現代兵器の数だけで決められるものではなく、その力を適切に使うための運用力が必要になるからです。組織として考えた場合、中国の人民解放軍は横の連携が取れているとは言えず、陸軍と空軍、そして海軍の間に壁があります。特に過去の中国人民解放軍が陸軍主体だったことで海軍は陸軍や空軍と比べて軽んじられる傾向があり、不満をためています。

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また、各隊員の士気と練度もアメリカやロシア、日本と比べると低いです。現在の世界情勢を見るとアメリカと日本は世界で最も緊密な同盟関係にあり、仮に中国と敵対する状況が発生したとしても負けることはまず考えられません。