多くの人が毎日見聞きする情報の一つが「天気予報」です。仕事や行楽に向けて天気の状況を把握するために使用することはもちろんのこと、家事をする上で参考にすることも多いです。そんな、【誰にとっても重要な情報】である可能性が非常に高い天気予報ですが、多くは「県単位」などでしか情報を発信していません。
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全国放送のニュース番組などでは、東京や大阪といった大都市を中心に、各地域の主要都市(都道府県表示)の天気を伝えるのみで、細かな場所ごとの天気を伝えることはそれほどありません。ローカル放送など、地域ごとの情報を発信するニュースなどであれば細かな天気予報を伝えますが、それでも各市町村ごとに細かな予報を伝えることはありません。たとえば、北海道ならば道北、道央、道南、道東などの大まかな区分の天気を伝えるにとどまります。 ytimg. com
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とはいえ、これはあくまでも「不特定多数の人向けに発信される情報」の話です。テレビやラジオで発信する情報は、仮に地域限定の放送だったとしても多くの人が視聴します。ということは、そこには多くのニーズが存在している状況になるため、そのニーズに対して必要な情報を発信する必要があるわけです。しかし、中には「自身が住んでいる地域、または訪れる地域の天気をピンポイントで把握したい」というニーズも存在します。「ピンポイント天気」という言葉自体は比較的知られていて、言葉だけを発したとしても伝わらないということはあまりありません。文字通りの意味だろうという予想が立つことからそういった状況になっている可能性はもちろんありますが、それよりも「多くの人が一度は目にしているから」という理由が大きく関係しています。 nifty. com
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とはいえ、広域天気予報ですらけっして予想をすることが簡単なわけではないにもかかわらず、ピンポイントで天気予報をすることの難易度は非常に高いため、「あまり当たらない」という評価が多くあります。あくまでも「目安」「参考程度」に捉えるための情報として付き合っていく方法が賢明です。ピンポイント天気予報がどのように行われているのかというと、「地域のアメダス」などを使って局地的な予報を立てています。たとえば、気象庁が発表する公式の天気予報は、多くの人が集まって長い時間をかけて作成されています。プロフェッショナル集団が集まって出した予報である以上、的中率は非常に高い(確実ではない)のですが、これは「広域」を対象としているために外れる要素が少ないことも関係しています。
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ところが、ピンポイントの天気予報になると難易度は非常に高くなってしまいます。主にピンポイント天気予報を提供しているのは「民間企業」です。国や公的機関としてこういった情報を発表することはなく、民間企業が独自の情報や分析をベースに発表している天気予報がピンポイント天気予報です。とはいえ、けっして適当な予報を提供しているわけではありません。 net
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気象庁などから提供される情報、地域ごとの観測所(アメダス)から得られる情報を元に、それぞれの地域をピンポイントで判断します。そもそも気象庁などが広域天気予報を行う際にも同じような方法を用いているわけなので、けっして間違った方法や独特の方法で行っているということでもありません。「誰が予想するのか」という違いがあるものの、基本は通常の天気予報に近い方法で予想されたものだといっても良いでしょう。ただ、限定的な情報として発信される以上、的中率は通常の天気予報よりも明らかに低いものになります。とは言え、これは当然といって然るべき状況なので、「参考程度」「可能性を知る手段」といった位置づけで利用すると良いでしょう。 jp