出産時間
初めての出産では分からないことも多いでしょう。
赤ちゃんのことも分からないけれど、出産のことも分かりませんよね。
体に起きる変化にも戸惑うことでしょう。
そして出産が近づいてくると心配なのが、出産時間です。
周りから「難産だった」という話を聞くと不安にもなります。
いったい一般的な出産時間はどれくらいなのでしょうか?
また難産にならないためにも注意が必要です。
そこで今回は、出産時間や難産に関してご紹介します。
出産の流れ
まずは出産の流れを知りましょう。
流れは基本的に次の通りです。
おしるし
前駆陣痛
破水
開口期
娩出期
後産期
おしるしとは、粘膜に血液が混じった分泌液のことで、これがあると一両日中に分娩開始となるといわれています。
前駆陣痛は不規則に起こってくる陣痛のことで、これがだんだんと規則的な痛みに変わり、陣痛が始まります。
そのあと、羊水が外へ流れ出る破水が起こり、この時に陣痛がピークになります。
子宮口が開く開口期では、お母さんが一番大変なときです。
子宮が全開になる娩出期を迎え赤ちゃんが出てきます。
出産時間が長くなる原因
1.骨盤が狭い・形態異常
赤ちゃんの通り道である骨盤が狭いと、赤ちゃんが上手く通れず、出産に時間がかかります。
2.身長が低い
身長が低い人は骨盤が小さい傾向にあり、赤ちゃんが通りにくいと言われています。
3.高齢
年齢を重ねると体力が低下し、さらに産道も狭くなるので、出産に時間がかかることがあります。
4.肥満
子宮口から膣口までの軟産道は脂肪が付きやすく、脂肪により赤ちゃんの通り道が狭くなってしまいます。
出産時間を短くするためには
それでは逆に、出産時間を短くすることはできるのでしょか?
次の項目に気をつければ、難産を避けることができます。
スムーズなお産の3か条
1.赤ちゃんの頭の大きさ
お母さんの骨盤に対して赤ちゃんの頭が大きすぎると、産道を通過しづらくなります。
2.産道の柔らかさ
産道とは、その名のとおり赤ちゃんが生まれてくる時に通る道です。その産道が柔らかくなり広がることで赤ちゃんはスムーズに通過しやすくなります。
3.赤ちゃんを娩出する力
赤ちゃんを押し出す力とは、子宮の収縮と腹圧のことを指します。子宮口を開き、赤ちゃんを娩出するには、子宮の収縮を規則的に徐々に強くしていく必要があります。
適度な運動
妊娠しているからといって、全く運動してはいけないというわけではありません。
むしろ、適度な運動が必要です。
肥満になると難産にもなりやすいので、運動をして体重管理も心がけましょう。
ストレッチ
産道を広げるためには、股関節が柔らかいことがポイントです。
股関節を柔らかくするストレッチをしましょう。
冷え対策
血行を良くすることで、腰痛や肩こりなどを改善することができます。
ストレス発散
ストレスが溜まると自律神経が乱れてしまいます。
ストレスを上手く発散して自律神経の乱れを防ぎましょう。
初めての出産まとめ
いかがでしたか?
誰でも難産ではないほうがいいですよね。
出産するまで難産かどうかは分かりませんが、自分で難産を避けるための対策ができます。
できるだけスムーズな出産ができるように事前に、対策を行っておきましょう。
元々の体型や骨盤の大きさなどもあるので、自分ではどうしようもない要素もあります。
しかし反対に、自分で改善できる部分もあるのです。
なるべく出産時間を短くできるように、できることから始めてみましょう。