東北楽天ゴールデンイーグルスの「売却案」が浮上しています。
というのも、楽天グループが携帯電話事業での失敗によって
過去最大の3728億円の最終赤字を出したことから
財政面での立て直しが急務になっているためです。
先月16日の取締役会では
楽天の三木谷浩史会長兼社長の親族の資産運営会社及び
サイバーエージェント、東急グループなどを引き受け先とする
第三者割当増資と新株発行で約3300億円の資金を調達することが決議されました。
この流れの一環で「東北楽天ゴールデンイーグルス」の売却も検討されているだそうです。
現在、有力な引受先とされているのが
藤田晋氏率いる
10年以上球界進出を模索してきたサイバーエージェントへの球団売却です。
こうしたマスコミの報道に対して
ホリエモンこと堀江貴文氏がTwitterで発言し
堀江氏による買収が噂されるようになりました。
この背景にあるのが宿敵・三木谷浩史氏へのリベンジです。
2004年、近鉄とオリックスの合併を皮切りに球界再編問題が浮上しました。
当時、堀江貴文氏率いる「ライブドア」が、
いち早く宮城県仙台市を本拠地として『ライブドア・フェニックス』の参加を申請しました。
対する楽天グループの三木谷浩史会長も、同じ仙台市を本拠地に参加を申請。
結局、渡邉恒雄巨人軍オーナー(当時)や財界を味方に付けた三木谷氏が勝利し、
東北楽天ゴールデンイーグルスが誕生する結果となりました。
これにより球団立ち上げを巡る戦いにホリエモンは負けたことになります。
こうした過去の因縁を背景に、関係者は
「敗れた堀江氏は翌年、フジテレビの買収に乗り出しましたが、最終盤でとん挫。
その後、証券取引法違反の容疑で逮捕されました。
世論に支持されていたライブドアが選ばれていれば、
こんな悲劇は起きなかったでしょう。
今季の楽天が最下位に低迷していることもあり、
仙台ではホリエモン待望論が浮上。
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堀江氏もリベンジに意欲を燃やしているのです」
と語ります。
財政的には買収可能であるとの話もでていることから
今後の展開に注目が集まっています。
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