現在、「神道政治連盟国会議員懇談会」の会合で配布された内容が批判されています。「神道政治連盟国会議員懇談会」とは、宗教法人「神社本庁」を母体とした国民運動団体「神道政治連盟」の趣旨に賛同する議員で構成される議員連盟です。安倍晋三・元首相が会長を務めており、新憲法の制定、女性宮家創設の反対などを主張し、党運営にまで強い影響力を持っています。
先月の会合で配られた冊子内容は「同性愛と同性婚の真相を知る」で、そこには「同性愛は心の中の問題であり、先天的なものではなく後天的な精神の〇害」「世界には同性愛や性同一性〇害から脱した多くの元LGBTの人たちがいる」など、差別的な内容が記されていました。
この内容が報じられると、ネットを中心に、多くの批判の声が寄せられました。批判する人の中には学識者や社会活動家のほか、若い芸能人もいました。
女優やモデルとして活躍する三吉彩花さんは、自身のInstagramストーリーズ機能で「まだこんなこと言ってる人がいるのかと思うと残念すぎる」と、痛烈に批判していました。
また、アーティストのMattさんもSNSで「同性愛が依存症って 何の話? この大馬〇者」と発言していました。
モデルでタレントのkemioさんは、「2022年になって色んなところでLGBTQ+の事を目や耳にするかもしれないけど まだまだたくさんの人が自分らしく生きることを拒絶されて社会の中で苦しい思いをして生活をしているの」と、自身も含めた〇的少数者が抱える苦しさを訴えました。
この芸能人たちの意見にネット上では「三吉彩花ちゃんがLGBTのこと発信してくれてめちゃめちゃ嬉しい。多種多様は素晴らしいけど人を傷つけるのは良くないって俺も思う」「kemioくんのストーリー見たけど、ガチドン引きであんな奴らが国束ねているとか信じがたい」などの声が多く集まりました。
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