かき揚げのイメージは、海老やホタテなどの海鮮が入って贅沢な料理、油に入れたとたんバラバラになってしまう、難しい料理というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。捨ててしまうような野菜の皮や、どのご家庭にもあるものなどを使っても美味しいかき揚げを作ることができますので、贅沢な料理ではなく、立派な節約料理です。
まず、かき揚げがバラバラにならないための方法をご紹介します。
写真:ameblo.jp
【野菜の下準備と衣】
かき揚げにしたい野菜を切りますが、できるだけ野菜の大きさを揃えて切り、水気をしっかり切っておきます。
同じサイズのボウルを準備し、一つに切った野菜と、少量の小麦粉を入れボウルの口と口を合わせて重ねます。
中身が出てこないようにしっかりと2つのボウルを持ち上下左右に振ります。ボウルの中で野菜が小麦粉でコーティングされている感じになります。
ボウルの一つに野菜を入れ、もう一つのボウルに小麦粉と少量の片栗粉、水で衣を作ります。
衣は、野菜がかろうじてまとまるくらい薄く作り、野菜と混ぜ合わせておきます。point 348 | 1
続いて、バラバラにならない揚げ方をご紹介します。
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【餃子の皮を使う方法】
上で紹介した野菜と衣を混ぜ合わせたものを、餃子の皮に広げるように乗せて皮ごと油で揚げます。お玉などで油をすくい上に掛けながら揚げます。
皮ごと食べられますから、下で紹介するクッキングペーパーのように取り外す必要がありません。
【クッキングペーパーを使う方法】
こちらは、カットしたクッキングペーパーに、上で紹介した野菜と衣を混ぜ合わせたものを、乗せて揚げます。餃子の皮と違い食べられませんので、野菜が衣で離れなくなったのを確認し、そっと菜箸などで抜き取ります。餃子の皮の場合と同様にお玉などで油を掛けながら揚げます。
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【しゃもじやシリコンスプーンを使う方法】
こちらは、少しテクニックが必要かも知れません。使用するしゃもじなどは、熱に強いものを使用します。人それぞれ好みがあると思いますが、できるだけ凹みの少ないものが、スッと油の中に滑らせやすいと感じます。
しゃもじに、上で紹介した野菜と衣を混ぜ合わせたものを、好みの分量乗せて形を整えます。油の傍に構え、スプーンや菜箸などで押し出すように、滑らせるようにして油に入れます。表面が固まるまで触らないようにして、ある程度固まってからひっくり返すなどして揚げます。point 318 | 1
捨ててしまうような野菜の皮、どの家庭にでもあるようなもので作る節約かき揚げレシピを紹介します。
写真:keyakiyafoods.com
【大根、人参の皮など捨てる部分を使ったかき揚げ】
大根や人参の皮、玉ねぎや牛蒡などを千切りにします。大根の葉や長葱の緑色の部分なども千切りにします。上で紹介した手順で野菜と衣を混ぜ合わせて揚げます。
冷蔵庫にある残った野菜で作ることができるので、いつでも作ることができます。乾燥小エビやしらすなどを加えて揚げると、より美味しくいただけます。
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【冷凍野菜の定番ミックスベジタブルかき揚げ】
冷凍庫の中に常備されているご家庭も多いミックスベジタブルを使用したかき揚げです。コーン、角切りの人参、グリンピースなどがミックスされた物ですから、バラバラになりやすいので、餃子の皮やクッキングペーパーを使用して揚げた方が失敗が少ないと思います。
凍ったままの状態で上の手順で衣と混ぜ合わせて揚げます。赤パプリカの角切りを混ぜたり、枝豆を半分サイズに切って混ぜたり、その季節で安く購入できる野菜をプラスして揚げると色味が綺麗です。
皮なしウインナーなどをミックスベジタブルと同サイズにカットし、小さめにまとめて揚げて、塩を振り味を付けると、カラフルで可愛いお弁当のおかずにもなります。point 387 | 1