「ダウンタウン」の松本人志さんが9日放送のフジテレビ系バラエティー番組「ワイドナショー」に出演。東京五輪開催について言及しました。
番組では、政府が7日に東京、京都、大阪、兵庫の4都府県に発令中の緊急事態宣言を今月末まで延長し、新たに愛知、福岡両県を12日から追加することを決定したことを報道。東京都などは不要不急の外出をしないように呼びかけていることについて、松本さんは「難しいです」と苦言。宣言延長については「予想通りといえば予想通り」と見解を示していました。
さらに「専門家の意見とか、専門家会議とかずっとやってますけど、1年以上やってきて、専門家は国民じゃないかなと思う」と話し「国民の人たちからもっといろいろな意見聞いた方がよっぽどためになるんじゃないかなと。それこそ学校に行けてない学生さんとか、子育てしてるお母さんとか、満員電車に今でも乗ってるサラリーマンの人とか、もちろん飲食の人とか、なぜいろいろな人たちの話を聞かないのだろうか。これが本当に不思議でしょうがないです」と皮肉交じりにコメントを残しました。
また、終息の見当がついていないにも関わらず、東京五輪の開催が近づいてきていることについて「やっぱりオリンピックがあることがモヤモヤしてるんですよ。どうするんねん!っていうのが」と心境を吐露。
「あれやったら、バッハに俺がしてもええ、電話。『しもしも、バッハ?』って」と笑いを誘うも、世論調査などで反対論が高まっていることを受け「それをわかっている政府の人、菅首相を含め、それに対して何らかの説明がないと」「これだけ国民が不安がっているんだから、ちゃんと理由を説明してくださいよ!って。オリンピックが成功したって、この不安は取れないよ」と五輪開催への説明を求めました。
一国民としての松本さんの発言は世間から共感を呼び「本当にそれ。実際に生活しているのは私たち」「机上でやっていても意味がない」などの声がSNS上で相次いで寄せられていました。
東京五輪開催まであと約2か月半。政府の今後の動きにも注目していきたいところです。