東京都では 5月9日に休業要請に応じない15店のパチンコ店名を公表。各紙によると、都は緊急事態宣言が延長された5月末まで休業を要請。それでも「強行営業」する店に対して、改正新型インフルエンザ対策特別措置法の適用に踏み切ったのですが…。パチンコ店に訪れる客も依然として後を絶たないという。
そんな中、10日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)での パチンコ店を巡る問題について、ダウンタウン・松本人志(56)さんのコメントに注目が集まっています。番組では外出や営業の自粛要請に応じない人や店に対して、私的に取り締まろうとする“自粛警察”を特集。パチンコ店に並ぶ客を非難する“自粛警察”が例に出されました。
松本さんは「自粛警察が出てくるのは想定内。今に自粛警察の自粛警察が出てくる。マウントの取り合いなんですよ」と語りました。
そのうえで「パチンコの件に関してすごく不思議なのは」と切り出し、「『店が1日休業したらこれだけ赤字になる』と聞いて行く客は、それを黒字にしに行くわけですよね? どういうモチベーションなんだろう」と発言。「『俺だけは負けない』と思ってるんかなぁ。不思議なんですよね」と投げかけました。
一方では、利用者の依存症について指摘する声も⁉
タレントの高知東生(55)は同日、《自粛中にパチンコに行く人のことが度々TVで取り上げられているけど、あの中には、ギャンブル依存症の人も含まれていると思うんだよな》とツイート。《このご時世の事を頭で理解していても「やめたくても、やめられない」人もいるはず。バッシングだけでなく、ギャンブル依存症についても考える機会になって欲しいな》と呼びかけました。
自粛中にパチンコに行く人のことが度々TVで取り上げられているけど、あの中には、ギャンブル依存症の人も含まれていると思うんだよな。このご時世の事を頭で理解していても「やめたくても、やめられない」人もいるはず。バッシングだけでなく、ギャンブル依存症についても考える機会になって欲しいな。
ADVERTISEMENT — 高知東生 (@noborutakachi) May 9, 2020
公益社団法人「ギャンブル依存症を考える会」代表の田中紀子氏も《高知東生さん、言ってくれてありがとう!! ギャンブル依存症対策を怠れば、社会にどれだけ負担をかけるか、今こそ理解して欲しい》と、高知さんの発言を報じるニュースをリツイートしています。
高知東生さん、言ってくれてありがとう‼️
ギャンブル依存症対策を怠れば、社会にどれだけ負担をかけるか、今こそ理解して欲しい。高知東生氏、コロナ禍でもパチンコ「依存症考えて」(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース https://t.co/NdcwQI7BYh
ADVERTISEMENT — 田中紀子 Noriko Tanaka (@kura_sara) May 10, 2020
NHKによると同団体は、外出自粛が続くストレスから依存者の症状悪化や再発の可能性を指摘。また世帯主が依存者である場合、世帯主に一括支給される特別定額給付金10万円がギャンブルに利用される恐れもあるとして警鐘を鳴らしているという。
このように コロナ禍によって、社会がギャンブル依存症と向き合う必要性も高まっているようです。
薬物にせよギャンブルにせよ依存症は社会の責任⁉ 営業中のパチンコ屋も利用客も自ら首を絞めている…
今回のこの報道にも多くのコメントが寄せられていますが…
《 需要と供給の論理で言えば、この時期に行っても吸い取られるだけ。自分だけは勝てると思うその考えが依存症そのものだと思う 》
《 依存症は病気だからね。批判しても、倫理的におかしいといっても治りません。それより、長年こういう頭の弱い人からどんどんお金を吸い上げてきていた産業構造に問題がある。あまつさえ「パチンコに依存症はいない」って主張し、天下りを多数引き受けて行政とも癒着し、三店方式で脱法し、もうパチンコはいらないと思います 》
《では、協会の田中さんや芸能人の高知さんに質問ですが。薬物にせよギャンブルにせよ依存症は社会の責任ですか?どう返答をくれるのか。あくまで個人の意見ですが、自分を律する事が出来ず、甘えだらけのだらしのない思考と行動の結末ですよね。誰の責任でもない。己の責任。パチンコも薬物も悪くないと言えば無理はあるが、それに手を出してしまう自分に問題があるでしょうに。依存症それを社会に対して問題提起など今のご時世にすることではない 》
《 きっかけが無いと辞められない。それがギャンブル依存性。私も5年前まで、暇さえあれば通っていました。歴15年。辞めたいと思いながらも、どうしても通い続けてしまう日々。ところがある日、糸が切れたかのように、一切通わなくなりました。それから5年経過。行きたくなる気持ちは分かりますが、この時期に行ってしまう事が問題。収束した後から文句を言う人も減る。営業を続けているパチ屋も足を運ぶお客も、自ら首を絞めている事に気づいてほしい 》
等など、ギャンブル依存歴がある方からのコメントも含めて、様々な視点から 今の社会を反映した意見が多くよせられているようでした。