Twitterで知り合った兵庫県の女子中学生を誘拐したとして、埼玉県で不動産業を営んでいた阪上裕明容疑者(37)が逮捕されました。阪上容疑者は女子中学生を「勉強するなら養ってあげる」を誘い出し、自身が管理する借家に住まわせていたそうですが、このニュースが韓国でもかなり話題になっているようです。
阪上裕明容疑者が女子中学生を誘拐して逮捕されるも…?
Twitterで家出を希望した兵庫県の女子中学生を誘拐したとして逮捕された阪上裕明容疑者。8月下旬からおよそ2ヶ月にわたり、自身が管理する借家に住まわせ、誘拐した疑いがもたれています。警察によれば、阪上容疑者は該当の女子中学生に「勉強するなら養ってあげる」などとメッセージを送り、誘い出したといいます。
先月にも逮捕されていた阪上容疑者
また、阪上容疑者は、さいたま市の別の女子中学生にも「同じ年の子が居候してる」とTwitterでメッセージを送って誘い出し、9月から約1ヶ月もの間、同じく借家に住まわせたとして、先月に逮捕されるという前科があります。阪上容疑者容疑を全面的に認めており、動機として「将来、自分の経営する会社の従業員にしたかった」などと話しているそうです。
韓国で「実はいい人なんじゃないか?」と話題になる
今回の事件はどうやらお隣の韓国でも話題になったようで「実に不思議な事件だ」とバズっている様子。というのも、阪上容疑者は2人の女子中学生を誘拐したといっても、何かいかがわしいことをしていたわけでもなく、別の家に住まわせ、きちんと勉強をさせていたわけです。これには韓国のネット民の間で「実はいい人なんじゃないか?」説が持ち上がりました。
韓国では日本よりも熾烈な受験戦争を繰り広げていることは周知の事実でしょう。そんなことから「スマホを取り上げず住環境も与えていた」「女子中学生は非常に恵まれた環境だったんだろう」「食事もタダで1日3食与えていたらしいぞ」「女子中学生は家庭環境に問題があったのでは?」「阪上容疑者は誘拐したんじゃなくて保護したんだろ」と、むしろ女子中学生が置かれていた環境を羨ましく思えたネット民が少なくありません。
まとめ
このように、実に摩訶不思議な誘拐事件ですが、女子中学生は自ら望んで阪上容疑者の元に行っているため「誘拐ではないのではないか?」という指摘もあります。それだけに、警察側も阪上容疑者の処罰について悩んでいるようですが、いずれにしよ犯罪は犯罪。女子中学生にただただ借家に住まわせ、勉強をさせ生活をさせていたことを羨ましがっていることで、韓国の受験戦争がそれだけ熾烈なんだろう、と思わされる事件なのかもしれません。