真島ヒロは週刊少年マガジンで『RAVE』や『FAIRY TAIL』などの作品を連載していた人気漫画家ですが、RAVE連載開始時には既に週刊少年ジャンプで『ONE PIECE』を連載していた尾田栄一郎と絵柄がそっくりだと話題になりました。一体なぜ真島ヒロの絵は尾田栄一郎の絵に似ているのでしょうか。
真島ヒロと尾田栄一郎は同時期に週刊連載を持った売れっ子漫画家
真島ヒロは1999年から週刊少年マガジンに連載された『RAVE』で連載デビュー。RAVEはコミックス全35巻で累計1800万部を売り上げるヒット作品となり、次作の『FAIRY TAIL』も全世界でのコミックス累計売上が6000万部を超えるなど、マガジンを代表する売れっ子作家となりました。また、筆が恐ろしく速いことでも知られ、週刊連載をこなしながら趣味のゲームに打ち込む時間を確保したり、書き溜めていた原稿が編集者に見つかり複数話同時掲載になったなどのエピソードがあります。尾田栄一郎は真島ヒロより一足早く1997年に週刊少年ジャンプの『ONE PIECE』で連載デビューを果たしました。『ONE PIECE』は尾田栄一郎にとっては初連載でありながら数々の記録を打ち立てて、国民的漫画にまでなりました。point 495 | 1
真島ヒロの絵柄は尾田栄一郎にそっくり?
真島ヒロが週刊少年マガジンで『RAVE』の連載を始めた当初、既にジャンプの看板漫画の一つとなっていた尾田栄一郎の『ONE PIECE』に絵柄がそっくりだと話題になりました。ネットなどではパクリ疑惑が浮上したり、尾田栄一郎が名前を変えてマガジンで連載を始めたなどと揶揄されたりもしました。真島ヒロはこうした声をよそに精力的に連載を続け、その独特の世界観や主人公のキャラクターなどが読者の人気を集めた『RAVE』は順調に人気を伸ばし、マガジンの看板作品の一つにまでなりました。連載が続くにつれ絵柄も変わってきましたが、それでも尾田栄一郎の絵柄と似た部分も多いので、ファンの間では様々な憶測が生まれました。point 430 | 1
真島ヒロは尾田栄一郎のアシスタントだった?噂の真相とは
真島ヒロが人気作家としての地位を確立した後も、尾田栄一郎と絵柄が似ているという点はたびたび言われていました。一部のファンからは真島ヒロは尾田栄一郎のもとでアシスタントをしていたから絵柄が似てきたのだという噂が流れました。アシスタントの絵がその作家の絵柄に似るというのはよくあることなので、その噂に信憑性が生まれ、まことしやかに囁かれるようになりました。しかし、実際には真島ヒロは尾田栄一郎のもとでアシスタントをした経験はないということが判明しました。それどころか真島ヒロにはアシスタントの経験すらなかったとこも分かり、下積み時代を経ずに初連載でヒット作を出す才能に注目が集まる結果になりました。point 384 | 1
真島ヒロと尾田栄一郎の絵が似ている本当の理由とは?
真島ヒロの絵が尾田栄一郎に似ているということは、真島ヒロが連載デビューした時からずっと言われ続けてきましたが、実際に真島ヒロの連載デビューに携わった編集者が、連載前から絵柄は変わっておらず、別段尾田栄一郎を意識しているわけではないという旨の発言をするなど、尾田栄一郎に似せて描いているという説を否定しています。今では2人の絵柄が似ているのは、『ドラゴンボール』などの作品で知られる漫画界のレジェンド、鳥山明の影響ではないかという説が一般的になっています。ともにドラゴンボールの大ファンであることを公言している2人ですが、そういわれてみると書き込みの少ないシンプルなキャラクターデザインやデフォルメの仕方、世界観などは鳥山明の影響を受けているようにも思えます。point 413 | 1
真島ヒロと尾田栄一郎の今後の活躍に期待
真島ヒロの絵が尾田栄一郎に似ている理由について考えてきましたがいかがでしたでしょう。同世代の人気漫画家として活躍した真島ヒロと尾田栄一郎ですが、パクリや影響を受けたということはなく、むしろそれぞれが鳥山明という別の漫画家に影響を受け、作り上げたオリジナルの作品が高い評価を受けていることが分かりました。現在も連載中の『ONE PIECE』の行く末や、真島ヒロの次回作など、2人の今後の活躍に期待します。point 277 | 1