2017年の連続テレビドラマには高視聴率作品が多く、豊作の年と言えます。
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11月段階では、連続ドラマの高視聴率ランキングでトップとなっているのは、「ドクターX」で、平均視聴率は19.90%です。まだ第3回が終わったばかりの段階の視聴率ですが、それにしてもすごい数字です。「ドクターX」はシリーズ化されており、長く続いても魅力がまったく色あせないというのはたいしたものです。ヒロインのカッコよさもさることながら、医療への関心の高さも関係していそうです。
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高視聴率第2位も医療ドラマです。「コード・ブルー 3rd」は、平均視聴率14.78%をはじき出しました。最終回の視聴率が最も高く、16.4%でした。前評判や期待感での数字ではなく、最終回に最高視聴率がとれるというのは、見ごたえのある魅力的なドラマだったということでしょう。
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第3位が「A LIFE~愛しき人~」で、平均視聴率は14.55%でした。同じく最終回の視聴率が最も高く、16.0%となっています。「A LIFE~愛しき人~」は、SMAPが解散してから初めて木村拓哉が主演するドラマとして話題を集めました。竹内結子や松山ケンイチ、菜々緒といったそうそうたるメンバーが共演しています。前評判も高かったですが、次第に視聴率が上がっていったドラマでもありました。
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第4位が「陸王」で14.43%です。まだ第2回が終わったばかりですが、驚異的な視聴率をとった連続テレビドラマ「半沢直樹」と、原作者と脚本家が同じであり、注目を集めています。主演は役所広司です。映画出演の多い世界的名優で、連続テレビドラマに主演するのは久しぶりです。
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第5位が、「緊急取調室」で平均視聴率は14.
09%となっています。初回が最高視聴率であり、17.9%という高い数字をとりました。脚本家が井上由美子ということで、注目を集めたのも影響していそうです。平均視聴率が14%以上となったドラマは以上です。現在は、視聴方法が多様化し、リアルタイムで観る人ばかりではなくなってきているため、視聴率はあくまでも目安となります。14%を切っても、話題となった人気ドラマは多数あります。
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「小さな巨人」は平均視聴率が13. 6%でしたが、最終回で16. 4%という高視聴率となっています。長谷川博己が主演しました。医療ドラマの「コウノドリ」は、まだ第3回が終わったばかりですが、平均12.
26%という高視聴率を保っています。「奥様は、取り扱い注意」も、第5回が終わった段階で、12.
14%という高い平均視聴率となっています。
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「奥様は、取り扱い注意」は、綾瀬はるかと広末涼子が共演しているドラマで、次第に視聴率が上がってきており、第5回に14.5%をはじき出しています。これは、話題性うんぬんではなく、ドラマの内容がおもしろいと評判になってのことと見られます。今後「奥様は、取り扱い注意」の視聴率がどう推移していくのか、注目されます。
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「あなたのことはそれほど」も、次第に視聴率が上がっていったドラマでした。平均視聴率は11.
25%でしたが、最終回の視聴率が最も高く、14.
8%でした。「あなたのことはそれほど」は、世間でもかなり話題になりました。「東京タラレバ娘」も平均視聴率が11. 39%と、かなり注目されたドラマです。吉高由里子と大島優子が共演しています。「嘘の戦争」も平均視聴率が11.3%をとっています。日曜の21時のように、同じ時間帯に複数が重なることもありますから、視聴率をどうとらえるかは難しいところです。オンエア時には視聴率がそれほどとれていなくても、名作として長く人気となっている作品はたくさんあります。ただ、話題作の目安にはなります。参考にして関心を持つのも、ひとつの方法です。