事件は2018年9月、アメリカのニューヨーク州で起こりました。
オーシャンサイド高校近くの小さなショッピングセンターで喧嘩が起こり50人を超える青年たちがいたにも関わらず、誰一人助けることなく16歳の高校生が刺〇されました。
とても好かれていた青年だった
刺〇された16歳の少年は誰からも好かれている人気者でした。
彼の姉は、「彼は”世界をより良いものに変えたい。例え、黒人、白人、ヒスパニック、ゲイ、ストレートであってもそれを気にすることがない世の中にしたい。”この言葉を常日頃から言っていた。彼は十人十色全ての色が好きだった。」と語ったようにとても素敵な思考の持ち主でした。
彼はこの学校に転校してわずか10日でした。
彼の姉によると、「新しい生活を楽しみにしていた彼は、初日を終えて帰ってくるとよく笑っていた」と言います。また彼は母に、「ここ長い間で一番嬉しい出来事だよ」と嬉しそうに話していたと言います。
喧嘩はなぜ起こったのか
ことの発端は一人の女の子を巡ってのことでした。
彼は、先週末のパーティーで夜に一人で歩きたくないと言った女の子を家まで送りました。それから、女の子の元彼氏が彼につきまとうようになったのです。
彼の姉は、
「彼は常に平和主義だった。”もし誰かが自分と喧嘩をしようとしたら、ただ自分を守ることだけをして喧嘩を買うようなことはしない。”と言っていた。まわりで見ていた子供たちも誰一人として、武器を持っているなんておもっていなかったと思う。」
と語りました。
誰一人助けずに撮影しSNS投稿した
この事件では、50人以上の少年たちがいたとみられていますが、誰一人として助けようとするものはいませんでした。
少年たちの一部は彼が出血し、コンクリートに血が流れ出してもなお、撮影し、それをSNSに投稿しました。
彼が亡くなった今。学校の生徒は
「彼が学校をさらに明るい雰囲気へと変えてくれた。彼の周りで落ち込んだり、悪い気分になる人は一人もいなかった。彼が亡くなった今。みんなとても落ち込んでいる。」
と話しました。
さらに彼の姉はこう語りました。
「SNSに投稿した少年たちは、自分たちが携帯を持ち続け、彼を助けなかったことで彼が死んでしまったということに今、気づき、後悔している。だから”自分たちは変わりたい。今なら携帯をいますぐ降ろして助けたい。”と言っている」
まとめ
この悲惨な事件では、見て何もしようとしなかった少年たちも加害者の一人であると言えます。
また、この事件によって若者の携帯依存の深刻さが浮き彫りになりました。
未来に希望を持った一人の青年が犠牲になったことが悔やまれます。
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