21日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)で神戸市立東須磨小の教諭いじめ問題を特集しました。東須磨小学校では教師4人が、20代の男性教師に激辛のカレーを食べさせるなどの悪質ないじめを繰り返していました。男性教師は、精神的に不安定になり休職しています。
市の教育委員会の調査では、この加害教師たちは、別の教師3人にもセクハラなどの嫌がらせをしていたことが明らかになっています。
番組では東須磨小の元教諭の20代女性を取材しました。女性は、被害教諭にいじめを行っていた30代男性教諭から“セクハラ”を受けていたと語りました。
新任で東須磨小に赴任した女性教諭。「女性として伏せておいてほしいことをネタにされる」ことなどが日常的にあったと話し始め「、私がしゃがんで作業をしている際に、腰のあたりから私の下着が出てしまっていたみたいで、色であったり、どんな下着だったのかというのを何度も皆さんの前で、話題にされる。」
「『そろそろ生理ちゃうんか』と、生理周期とかをネタにされるような形で笑いにされるっていうのはよくありました。」と、具体的に男性教諭からの“セクハラ”を明かしました。
また、頭が揺れるほど叩かれたほか、地域の運動会の競技中に引きずられて、けがをしたこともあったということです。「服も引きずられて(服が)上に上がったということもあったので。後ろの腰のあたりを擦り剥くなどした。今でもその場所を見ると、その時の傷だろうなというのが腰と手首に残っています。」と、語ります。
女性が床にしゃがんでいる時に、後ろから尻を持ち上げられるといった“接触してのセクハラ”もあったそうです。それでも、新任だったため、同小学校にいる間はそれが普通なのかと我慢し、訴えることもできなかったといいます。こうした行為は少なくともこの女性教諭が東須磨小に赴任いた『3年前』始まっていたといいます。
しかし、数年後に別の小学校に異動となってようやく「普通じゃないなと思いました」と女性教諭。東須磨小の“異常さ”に気づいたと話していました。
「(子供たちに)『してはダメだ』と言ってることを、普通に平気でしている。そういう人たちが教員として働いていくのはおかしいと思います。」と、被害を受けた女性教師は語ります。
10月15日の午前10時半頃には、亀岡偉民文部科学省副大臣らが神戸市教育委員会の教育長と面会し、事実確認や今後の調査方針などについて報告を受けました。