今やイケメン俳優としてアラサー女性からの人気をほしいままにしている俳優・西島秀俊。演技にストイックという印象が強いですが、実は干されていた時期も……。その真相は実は西島秀俊が出演した1993年の大人気ドラマ『あすなろ白書』にありました。
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西島秀俊のプロフィール
西島秀俊は1992年、大学在学中に『はぐれ刑事純情派5』で俳優デビューしています。ちなみに西島秀俊は頭がいいことでも知られており、当時在籍していた大学は横浜国立大学。なかなか難易度の高い大学ですよね。しかし、演技に集中するために大学は途中で中退しています。
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俳優デビューの翌年には転機ともなる人気ドラマ『あすなろ白書』に出演し、知名度と人気を一気に伸ばします。その後しばらくは映画の仕事に集中し、『マークスの山』『Dolls』など多くの映画に出演しますが、2002年頃からまたドラマにも出演するようになり、『大奥第一章』『アンフェア』などで再ブレイク。近年の代表作と言えばドラマ『無痛~診える眼~』や映画『劇場版MOZU』など。どんなに難しい役柄でもこなしてみせ、今では演劇界に欠かせないほどの実力派俳優になりました。
漫画原作!人気ドラマ『あすなろ白書』とは?
一方、『あすなろ白書』は柴門ふみの人気漫画が原作の連続ドラマで、1993年に放送されました。出演していたのは西島秀俊を含め、石田ひかり、筒井道隆、木村拓哉、鈴木杏樹など、今考えても豪華な俳優陣。基本的には石田ひかり演じる園田なるみという女子大学生と筒井道隆演じる掛居保という男子大学生の恋愛模様を中心にストーリーは進んでいきますが、西島秀俊が演じていたのは松岡純一郎という同性愛者の御曹司の大学生。
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木村拓哉演じる取手治に恋をし、苦悩するという難しい役どころですが、見事に演じ切りました。『あすなろ白書』はそのストーリーの深さと出演者の豪華さが話題を呼び、最終話の視聴率はなんと31.9パーセント。今でも伝説のドラマのひとつとして語り継がれています。
西島秀俊の俳優人生は『あすなろ白書』で変わった?
そんな『あすなろ白書』ですが、西島秀俊の人気を急上昇させたとともに、西島秀俊のその後の俳優を狂わせるきっかけともなったのです。実は『あすなろ白書』で女性からの人気を一気に獲得した西島秀俊。当時所属していた大手芸能プロダクションはその人気に目を付け、西島秀俊をアイドル風に売り出そうと画策。今でいうところの山崎賢人あたりでしょうか。
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しかし、西島秀俊はアイドルではなくストイックな俳優の道に進みたかったため、関係は断裂。西島秀俊は事務所を移籍することになりました。そこで所属事務所が下した鉄槌は「数年間地上波テレビに出演しないこと」。このことから西島秀俊は数年の間テレビドラマに出ることができなくなり、自然と仕事自体も少なくなってしまいました。しかし、干されている間も年間300本映画を観て演技の勉強を欠かさず行い、今では日本で演技がもっとも上手い俳優のひとりに数えられるほどとなったのです。
まとめ
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西島秀俊の俳優人生についてご紹介してきました。芸能界は演技が上手なだけでなく、世渡りもこなさなければならないので大変ですよね。しかし、テレビで干されていた間も西島秀俊は地道な努力を続け、結果、今やテレビや映画で引っ張りだこ。女性からの人気も厚い俳優になりました。これからも西島秀俊の活躍に注目が集まります。