XJAPANの元メンバーのhideさん。亡くなった今でも彼が作った楽曲はファンを増やし続けています。そこで今回は、ファンの心に突き刺さった人気の歌詞を取り上げてみたいと思います。
自身の過去の葛藤を歌った曲?「JunkStory」
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『見下ろしたそこは昔欲しがってた場所。あんなに遠く思えた君は話す言葉忘れてここで何を歌うの?あの日見た物語を話そうか?くさるほどの山ほどの宝。いつか見たような綺麗な景色。赤毛の変な頭の中まで誰に分かってくれとは言わない』。これは、XJapanの活動の中で感じた出来事やhideさん自身の人生を歌ったような歌詞に仕上がっています。hideさんが自殺とされる亡くなり方をする直前に作られていたこともあり、「何か蒼魔灯のようなものを感じさせる」という意見がファンの間で広がっているようです。
遺書のような歌詞に注目「ピンクスパイダー」
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『ピンクスパイダー「もうダメだ」ピンクスパイダー「空は見えるのに…」ピンクスパイダー「失敗だぁ」ピンクスパイダー「翼が欲しい…」わずかに見えたあの空の向こう鳥達は南へ「もう一度飛ぼうこの糸切り裂き自らのジェットで。あの雲が通り過ぎたら…」ピンクスパイダー空は呼んでいる。ピンクスパイダーピンクスパイダー』。この曲はhideさんが亡くなった当時にリリースされた大ヒットシングルです。歌詞に出てくる「ピンクスパイダー」は、彼自身の死を連想させるという憶測がなされて当時話題になりました。しかし、当時のインタビューでは「前向きな歌詞である」という旨を話していたので、実際のところはどうなのか分かっていません。噂では「精神病院に通っていたのでは?」と言われていたhideさんなので、「その最中に書かれた歌詞なのでは?」という憶測も飛んでいます。あるいは、「自信の海外進出をモチーフにした歌詞なのではないか?」という憶測もあるのです。このように、いろんな深読みをしたくなるのがスターの本質なのでしょうね。
宇宙的解釈が魅力的「ROCKETDIVE」
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『何にもないってこと。そりゃあなんでもアリって事』。XJAPANが解散した直後にリリースされ「ROCKETDIVE」というシングルの歌詞です。この曲は宇宙的な解釈がされている曲で、バンド活動の制限がなくなってソロになったhideさんが縦横無尽に色んな活動を繰り広げていくのであろうと想像ができる歌詞となっています。この歌詞を聞いて、「新たな自分の人生に本気でチャレンジしようと思った」というファンも多かったようです。ちなみに、この曲はhideさんがリスペクトしていた布袋寅泰さんにトリビュートアルバムでカバーしてもらい、布袋寅泰さんからアンサーソング的なメッセージがお返しされると言う感動エピソードもある楽曲となりました。
難病の少女のために作った曲「MISERY」
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『降る星の数数えたら泣くのに飽きたろう』。hideさんが持っている多くのエピソードの中で欠かすことができないのは、難病を抱える少女とのエピソードです。hideさんの大ファンである難病の少女を東京ドームのライブに招待したことがあり、それをきっかけにその少女と交流を持つようになりました。この曲はその少女をモデルにした楽曲です。あんなに奇抜なファッションと尖った音楽をやっていたhideさんがこんなに切なくて美しい歌詞を考えられるというのは少し意外。優しい心を持っていた人なんだと言うのが分かる一行ですね。
まとめ
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いかがでしたでしょうか?今回はhideさんが残した楽曲の中からファンに定評のある歌詞の一部を取り上げてみました。彼の楽曲は死後20年近くがたった今の時代に聞いても古臭さを感じないのはセンスがあるからなのでしょう。これを機会に、今一度hideさんの曲を聞き返してみてはいかがでしょうか?素敵な歌詞の楽曲がこれ以外にもまだまだたくさん見つかるはずですよ。