誰も予想できない
さっきまで問題なく開け閉めできていた扉が突然開かなくなったらどうしますか？とても焦りますし、パニックですよね。頭をフル回転させてどうにか目の前の扉を開けようと誰しもが必死になることでしょう。しかし、そんな事なかなか起きるのもではないと安堵しきっている方が多いはずです。起こりうる可能性はゼロではありません。
玄関のドアが…
夜中に家から出ようとしたアパートに住む男性。しかし、いざ出ようとしたところ玄関のドアが開かない。中にいた大人4人で押してみましたがビクともしません。どうしようもなくなった男性は別な友人に電話をかけ救助を求めました。そして、救助要請を受けた男性の友人が現場に向かうと驚きの光景。point 201 | 1
玄関の目の前に置いてあった自転車が倒れて、玄関のドアにぴったりハマっていたのです。これでは開くはずがありません。男性の友人は思わずその現場の写真を撮影し、中にいる男性に送ったそうです。
そもそも、アパートやマンションは廊下に自転車やベビーカーを置くのが消防法で禁止されています。今回のこの事件がネットで話題になると避難経路に私物を放置するのが禁じられていることに納得する声が多数寄せられました。
トイレが…
東京都内の10階建てマンション8階の部屋に一人で住んでいる63歳の女性は、深夜に目を覚ましトイレに入りました。用を済ませトイレから出ようとしたところ、なんとドアが開かない。慌てた女性は中から何度も押しましたがドアは全くいう事を聞きません。怖くなった女性は中から大きな声で「助けて」と叫びましたが何の反応もありません。
なんとこの女性、救出されるまで八日間もトイレの中に閉じ込められていたそうです。餓死するのではないのかと思いながらも生き延びた女性。閉じ込められている八日間の間どう過ごしていたんでしょうか。女性は、トイレの暖房便座で暖をとり、手洗いの水を飲み、お清め用に置いておいた塩を舐め、狭い空間で少しの運動をして生活していたそうです。point 218 | 1
女性の救助の要請は、この女性の97歳の母親からの連絡でした。近くの病院に入院している母親がその病院の看護師に「娘が来ないから連絡を取ってほしい」と申し出たそうで、そこから警察に連絡が行き、八日ぶりに無事救出されました。
では何故、女性はトイレに閉じ込められてしまったのでしょうか。それは、廊下に置いてあった電気コタツを入れた段ボールの箱が原因でした。その重い段ボールの箱が倒れて、反対側の壁と扉の間にぴったりハマり、つっかえ棒のようになってしまったのです。
備えあれば憂いなし
二つとも想像しただけでゾッとしますね。狭い廊下や通路に大きなものを置くというのは、こんな危険と隣り合わせという事なんです。そして、いつ起こるか分からない地震や災害に備えておくということがいかに重要かを改めて確認させられますね。