俳優の阿部寛さんはテレビを見ていてもだいぶ身長が大きいことがわかりますが、なんと190cm近い身長があります。そして、モデル時代を知らない世代が増えているものの、元々はメンズノンノの専属トップモデルでした。今後は、欧米人も負けないその体格にて海外進出にも期待がかかります。
大学在学中からモデルとして活動し、メンズノンノの看板モデルに
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日本を代表するトップ俳優である阿部寛さんは、1964年生まれで横浜にて育ちました。その後、ひょんなことがきっかけで中央大学在学中の1983年にモデルデビューしました。1986年に集英社のメンズファッション誌「メンズノンノ」が創刊されてからは、創刊号から看板モデルの一人として風間トオルさん・加藤雅也さんなどと共に活躍し、記念すべき創刊号にて表紙モデルに抜擢されました。その後、表紙レギュラー状態となり、3年以上に渡って国内有数の人気ファッション誌であるメンズノンノの表紙を飾り続け、トップモデルの座を揺るぎないものとしました。
俳優デビューし、俳優業にシフトするも低迷が続く。そして復活
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メンズノンノの看板モデルとして活躍する彼には様々なオファーが舞い込むようになり、1987年に南野陽子「はいからさんが通る」で俳優デビューを果たしました。以後、数年はモデル・俳優の二作の草鞋を履いて活動していましたが、1980年代末終盤にメンズノンノを卒業して俳優一本でやっていくことになりました。
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しかし、身長が189cmと日本人離れしていることや当時の演技力(表現力)の未熟さなどにより、なかなか仕事に恵まれず、1990年代半ばまで長く低迷時期が続きました。そんな中、1990年代半ばにつかこうへい氏の舞台に難しい役柄に挑戦しました。その役を演じたのをきっかけに、ただの2枚目俳優から「3枚目も完璧に演じられる2枚目俳優」に変身することに成功しました。
2000年代から黄金期を迎える
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3枚目役を完璧に演じられるようになった阿部さんは一気に演じられる役柄が増しました。また、キャスティングするほうからしても阿部さんの演技力の高さや演技の柔軟性の高さは大変魅力的で、2000年代に入ると様々な作品に重要な役で抜擢されるようになりました。その中でもテレビドラマ「TRICK(テレビ朝日系)」「結婚できない男(フジテレビ系)」といった作品は彼の圧倒的な実力を世間に印象付ける上で大きな役割を果たしました。そして、同じく作品内でも場面に応じて相当幅広い顔を見せるため、今では国内最高のカメレオン俳優と称されています。
圧倒的な演技力と体格で世界進出に期待
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2000年代に入って、渡辺謙さんが俳優として海外に進出し、世界的な俳優となりました。そして、次に海外進出に期待する俳優として現在、体格・演技力共にハリウッド俳優にふさわしくて申し分ない阿部寛さんに大きな期待がかかっています。