どんな姿勢であれ、長い時間同じ姿勢でいると健康に良くないと言われています。それならば、立ちっぱなしの姿勢と座りっぱなしの姿勢、どちらが健康に良くないのでしょうか?
立ちっぱなしの姿勢は足に負担がかかる
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立ちっぱなしの姿勢が続くと、筋肉の疾患を誘発します。特に足に負担がかかるということで、血液循環が円滑に行われなかったり、血管浮腫などにより身体に異常をきたすことが多いです。足、関節、心臓の血液循環の問題だけではなく、女性の場合、妊娠の際に苦労するともいわれています。長い間立ちっぱなしの人のほとんどが血管、筋肉、足などの疾患にかかる危険が高いといわれていますが、これは重力により下側に血液が溜まりやすいというのがその理由です。心臓から循環されるべきの血液が長い間立ちっぱなしのせいで、血管の弁膜に問題が起こる可能性も。そのため、仕事の関係などやむを得なく立ちっぱなしのままでいなければならない場合、足首をよく動かすことが大事。1日1時間ほど足を上に上げ、血液循環を助けることもひとつの方法です。また、半身浴やマッサージも効果的です。
座りっぱなしの姿勢はがんを誘発する?
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また、座りっぱなしの姿勢が続くのも問題あり。人々が1日に座っている時間は平均8時間(最大21.
2時間)にも及ぶそうですが、それに対し立っている時間は平均4.
12分にすぎないそうです。これはがんの発症と非常に密接な関係があるそうで、それだけではなく、糖尿病や肥満などの危険を高めるともいわれています。長い間座っているとお尻、腰などの身体部位に圧力を加えることになり、脂肪の細胞がぜい肉に変わると、下半身デブにつながります。また、心臓疾患の発病の危険性も高まるようで、1日のほとんどを座って過ごしている人の半数は心臓麻痺で死亡する可能性が高いそうです。そのため、座りっぱなしになっても3時間を超えてはならず、できる限り1時間に1分でも立ち上がり、歩いたりストレッチで体を動かす習慣をつけましょう。立ちっぱなしの姿勢と座りっぱなしの姿勢、どっちが健康に悪い?
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結論からいえば、立ちっぱなしの姿勢よりも座りっぱなしの姿勢の方が健康に良くありません。座りっぱなしの姿勢は喫煙並みに健康に悪いといわれています。その反面、立ちっぱなしの姿勢は静脈に良くないと言われていますが、長い間座っているよりも危険性は低いそうです。しかし、長い間座りっぱなしの場合、人によって座り方が違うため、体の危険信号を認知しにくいです。しかしデスクワークなど、やむを得なく座りっぱなしの姿勢を持続させなければならない場合、意識して体を動かす必要があります。