自宅で運動するときは注意が必要?運動器具から365倍もの有害物質が検出された?
コロナ禍によって仕事がテレワークになっただけでなく、不要不急の外出を控えるという「外出自粛」もあり、運動不足による体重増加が問題となっています。
「自粛太り」「コロナ太り」など呼ばれ方はさまざまですが、適正範囲を超えた体重の増加は、生活習慣病をはじめとする病気のリスクが高まります。
そもそも、テレワークによる自粛太りは、なぜ起こるのでしょうか。これは、通勤などで消費されるカロリーがなくなったことが、ひとつの原因と考えられます。
コロナ禍が去ったとしても、テレワークが継続されるかどうかは、会社によって異なりますが、是非これからも自宅での運動を積極的に行っていきたいものです。
最近では、自粛している中で、自宅で運動される方多くみられますが、実は運動器具を慎重に選ばないといけない事例が発生しています。
基礎運動をする際の光のダンベルを調べてみると、なんと10個のうち7個に準値よりも数百倍の有害物質が出たというのです。
一人で運動するときによく使うダンベル。そのダンベルの外表面から基準値をはるかに超える有害物質が出たとは衝撃的なものですね。
軽量ダンベル、ケトルベル、フィットネスバンドの安全性を調査した結果、ソフト性質の合成樹脂製のコーティングされたダンベル10個のうち7個のハンドルから基準値を超えるフタル酸系可塑剤が検出されたそうです。
合成樹脂製品の安全基準を適用すれば、これも基準値よりも635倍多くの製品もあったといいます。
フタル酸系可塑剤は、肝臓や腎臓などの損傷を引き起こす可能性がある内分泌系撹乱物質であり、男性の精子数の減少、女性の不妊などの生殖機能にも影響を与える可能性も指摘されています。
問題は、ジムボルやヨガマットのようないくつかのホームトレーニング製品を除けば、残りはまだ安全基準すらないということです。
欧州連合は、皮膚接触が行われるすべての消費財に有害物質の安全基準を適用していると伝えてます。
合成樹脂私含有された運動器具は、身体と密接に接触して運動中の汗などが原因で有害物質にさらされる危険性があるだけに、安全性の管理が必要ですね。
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