忙しい日々のストレスを忘れ、開放的な屋外にて大音量で音楽を楽しみ、大好きなアーティストの歌声を生で聞けるフェスは、一生の思い出に残る最高の時間になります。このときばかりは、たとえ普段おとなしい人でも抑え込んでいたり、塞ぎ込んでいる自分を解き放ち、テンションを上げて楽しみたいと思うことでしょう。
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しかし、屋外フェスには思わぬ落とし穴があります。室内と違い空調などもない中で、季節によっては紫外線の強い炎天下の中で何時間も立ちっぱなしということも珍しくありません。また、日常生活の中であれば体調の変化の前兆に気づくこともありますが、音楽に乗ってアドレナリンが出ている状況では、不調に気づかない可能性も多くあるわけです。
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熱中症などの対策をきちんと施していなければ、せっかくの楽しい時間が台無しになってしまいます。
自分の身を守るという意味でも屋外フェスにて欠かせないアイテムがあります。それがまず、なんといっても帽子です。
仕事で帽子をかぶらなくてはならないという人以外は、子供の頃に比べて帽子を被る機会というのは少なくなっていきます。どうしても髪型が乱れてしまいますし、頭が蒸れてしまうからという理由が大多数の意見です。しかし、屋外フェスのときだけはきちんと帽子を用意していきましょう。音楽を楽しむことが目的ですので、対人的なファッションマナーはそれほど気にする必要はありません。音楽に合わせて体を動かせば汗もかきますので、スポーツ感覚で帽子をかぶるという意識を定着させる必要があります。point 293 | 1
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そうはいっても、せっかくならばおしゃれなものを選ぶに越したことはありません。できれば会場の雰囲気に合わせたものを選択できればより盛り上がることができるでしょう。
では、屋外フェスにかぶっていく帽子を選ぶポイントを解説していきます。
まず、夏場の場合は通気性にすぐれた麦わら素材のものを選ぶのもおすすめです。麦わら帽子はツバの幅が広いものがおおいので、紫外線対策にもなります。見た目も涼しいですし、季節を満喫している実感を得ることができるでしょう。
屋外フェスの帽子の鉄板といえばやはりキャップです。紫外線対策を考えれば麦わらよりも効果的です。また、激しい動きをしても飛んでいってしまうようなことがないので、気兼ねなく音楽に合わせて体を動かすことができます。キャップのかぶり方やロゴ選びに工夫を凝らせば、ファッションとしても楽しむことができます。スタイリッシュに盛り上がりたいときはキャップがおすすめです。point 337 | 1
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屋外フェスでは長時間にわたるものがあります。そういった場合はキャップをかぶりつづけると汗がしみこんで、頭が蒸れてしまい、不快感を覚えてしまう場合があります。その懸念がある場合はアウトドア用の帽子に、紐がついたものを選ぶと良いでしょう。紐がついていれば、どこかへ飛んでいく心配もありません。また、使われている紐はゴム製のものがおすすめです。フェスの途中で帽子をかぶらずに首の後ろに下げて音楽に乗るケースが考えられます。このとき、他の客ともみくちゃになってしまうと、大変危険です。普通の紐であると誰かに引っかかったときに首が簡単に絞まってしまうからです。ゴム紐であればその危険性を和らげることができます。基本的に人の多い場所でフェスを楽しむ場合はキャップのほうがおすすめです。少し離れた場所で休憩などをする際に、紐付きの帽子がおすすめです。point 427 | 1
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もうひとつ、プラスアルファの要素でおさえておきたいのが、防水性です。屋外のフェスでは突然天気が崩れることがあります。防水性に優れた帽子であれば、不快感を抑えることができます。
それぞれのシーンに合わせた帽子選びで、最高の屋外フェスを堪能しましょう。