国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が、新型コロナウイルス禍での東京五輪の開催を実現するために「我々は犠牲を払わなければならない」と発言するなど、波紋を広げているなか、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が27日、自身のTwitterを更新し「五輪ファミリー」と言われる国際オリンピック委員会(IOC)関係者の来日が削減されないことについて言及しました。
「五輪ファミリー」とはIOC役員、委員やIPC理事などの総称。特にIOC委員は王族や貴族も多く、開催都市選挙などでの投票権をもっており、特権意識も高いようです。
期間中、高級ホテルに滞在し、連日パーティーを繰り広げることから“五輪貴族”とも揶揄されています。
五輪開催に向け、世論の理解を得るべく、来日関係者の削減に取り組んできた大会組織委員会。今月26日には、ゲストやスタッフは約6万人、そのほか国際連盟や放送関係者、プレスの削減に成功し、延期前の18万人から7.8万人まで大幅に削減できたことを公表しました。
しかし、この内訳を公表したことにより、”ある事実”が発覚したのです。それが…
「五輪ファミリー」3000人、各国オリンピック委員会(NOC)1万4800人、パラリンピックファミリー2000人、各国パラリンピック委員会(NPC)5900人と、“五輪貴族”と呼ばれる人員に関しては、延期前の数字がそのまま維持されていたのです。
さらに“五輪貴族”の数が減らせなかったことについて、武藤事務総長は「もともとこれらの人達は大会運営のために必要不可欠な人材であることがほとんど。現時点では代えることができない」と説明しています。
IOC関係者は削減せず五輪に3000人来日 バッハ会長が言う“犠牲”とは…(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース
➡︎IOC関係者(五輪貴族)たちが一番要らん。高級ホテルに滞在して贅沢ざんまい。五輪をやるなら五輪貴族の来日はなくすくらいの覚悟を示せ! https://t.co/yH8iiEHMJfADVERTISEMENT — 橋下徹 (@hashimoto_lo) May 27, 2021
これを受け、橋下氏はTwitterで「IOC関係者(五輪貴族)たちが一番いらん。高級ホテルに滞在して贅沢ざんまい。五輪をやるなら五輪貴族の来日はなくすくらいの覚悟を示せ!」と苦言を呈しました。